作用

Last-modified: Sun, 27 Jan 2019 21:40:37 JST (1940d)
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仮定

  • \( G \) は群
  • \( e ~(\in G) \) は単位元
  • \( X \) は集合
  • 写像 \( \cdot: G \times X \longrightarrow X \)

定義

  1. 任意の \( x \in X \) について \( e \cdot x = x \)
  2. 任意の \( a, b \in G \) について \( (a \cdot (b \cdot x) = (a \cdot b) \cdot x) \)

  • \( X = G \) のときは通常の演算
  • \( G = \mathbb{Z}/2\mathbb{Z}, X = \mathbb{R}^2 \)
  • \( G = \mathrm{GL}_n(\mathbb{R}), X = \mathbb{R}^n \)
    \( gx \) はベクトルとの線形変換 \( g \) による像と考える。
  • \( X = G \) のときに \( (g, g') \longmapsto gg'g^{-1} \) という作用 (共役作用)
  • \( X \) を任意の集合として
    \( (g, x) \longmapsto x \) は (\( G \) が何もしていないので) 自明な作用という。