用語集/か行
Mon, 31 Mar 2014 02:17:18 JST (3693d)
▲か行
- 健康マージャン
賭博と酒、タバコ、徹夜などを廃した麻雀。
開立直 → オープンリーチの漢字表記
開門(カイメン)
返り東(かえりトン)
一荘戦において、北4局が終了しても決着がつかず、場を東場に戻すこと。
半荘戦において、南4局で決着がつかなかった場合に西入とせず、場を東場に戻すこと。
貸し卓・貸卓(かしたく)
雀荘用語。4人またはそれ以上の人数で連れ立って雀荘に来た客に対し、時間料金で卓を貸す「セット」の古い言い方。またはそのような営業形態。麻雀#雀荘を参照。
風牌(かぜはい・フォンパイ)
数え役満(かぞえやくまん)
片和了り(かたあがり)
片肺シャボ・片シャボ → 片方が枯れているシャンポン待ちの俗称。
花鳥風月(かちょうふうげつ)→ ローカル役のひとつ。
カッパぎ、カッパぐ(掻っ剥ぎ、掻っ剥ぐ) → 点棒を大量に得ること。
加符(カフ)→ 広義には符が加えられること。狭義にはメンゼンでロン和了した時に加算される10符のこと。麻雀の得点計算#符の計算参照。
かぶる
捨てた牌がもう一度来ること。対子カブリ。
河で面子ができてしまうこと。面子カブリ。
親っかぶりすること。
壁(カベ)
場及び自分の手牌で、あわせて4枚ないし3枚見えている牌のこと。例えば7が4枚見えていれば6-9の両面待ちはあり得ないので壁の外側の9は比較的安全とされる。3枚の場合は完全な壁ではない。類語に「ノーチャンス」「ワンチャンス」など。
壁打ち(かべうち)→ 雀卓のふちに手牌をくっつけて打つこと。
壁役(かべやく)→ 卓外から相手の手牌や待ちを教える役目の者。イカサマの片棒を担いでいるオヒキのこと。
上家(かみチャ・シャンチャ)
上家取り(かみチャどり)→ ダブロンもしくはトリプルロンが発生した時に、放銃者から最も近い下家の和了だけを認めるルール。頭跳ねの別称。ダブロン・トリロンに関する細目の詳細については和了#頭ハネ・ダブロン・三家和を参照。
ガメる
好牌や、他家にとって必要な牌を集めること。
特定の役に必要な牌を集めること。
鴨(カモ)
弱い人のこと。特に弱い人のことを「上鴨」(じょうがも)と言うこともある。動詞化されて「鴨る」となった時は、そのような人から存分に勝たせてもらうこと。
かもラス → 雀荘用語。もしかしたらこれでラスハンにするかも、の意。ラスハンコールの一種。「もしラス」と同義。
空切り(からぎり)
ツモってきた牌をツモ切りせず、それと同じ牌を手の内から切ること。一見無意味な行為だが、ツモ切りと手出しを注意深く観察している相手に対し、間違った情報を読み取らせることができる場合がある。そのような観察をしていない者に対しては全くの無意味。
カラス → 東天紅における役の名前。抜きドラを一枚も引いていない状態での和了。
空聴(からテン)
ガリ → 三人麻雀における抜きドラの俗称。
ガリ三麻(ガリさんま)→ 抜きドラを用いる三人麻雀の総称。
仮り聴、仮聴(かりてん)
枯れる(かれる)→ 場に出切ってしまうこと。
躱し手(かわして)→ 相手の大物手を蹴る(阻止する)ための早アガリ・安アガリのこと。
嵌塔(カンター)→ カンチャン搭子のこと。
嵌張待ち(カンチャンまち)・嵌張聴 (カンチャンテン)
槓(カン)
槓ウラ(カンうら)
槓材(カンざい)
ポンをしている状況において、そのポンした明刻に加槓できる4枚目の牌のこと。
あるいは、大明槓ができる可能性のある暗刻のこと。
完全先付け、完先(かんさき)
槓子(カンツ)
槓ドラ(カンドラ)
ガン牌 → 牌の背あるいは側面にキズや印がついている牌のこと。また、それを利用したイカサマ技のこと。
槓振り(カンぶり)→ ローカル役のひとつ。
キー牌(きーはい、きーぱい)→ 手役の成就あるいは和了の成就のためにキーとなる牌のこと。
危険牌
キック、キック手(キックて)→ 相手の大物手を蹴るアガリのこと。ピンフのみやタンヤオのみの手は「のみキック」とも。
決め打ち(きめうち)→ 非常に早い段階から最終的な和了形を想定して手作りすること。捨牌の合理性が薄くなり待ちを読みにくくさせる戦法。牌効率を度外視した切り出しになることが多い。
客打ち(きゃくうち)→ 雀荘用語。メンバーが店で客として打つこと。
客風牌(きゃくふうはい、コーフォンパイ、おたかぜ)
逆モーション(ぎゃくモーション)
手積みの麻雀において、洗牌して山を積む際に逆の積み方をすること。手積みでは通常「先に並べた一列」を「後に並べた一列」の上に乗せる。これに対し逆モーションは「先の一列」の上に「後の一列」を乗せる。すなわち牌山の上下が逆になる。手積み麻雀においてはマナー違反とされる。マナー違反とされる理由は、元禄積みや天和ツバメ返しといった積み込み技の仕込みの一環として逆モーションが使われるため。その理屈を簡単に説明すると以下のようになる。
積み込み技においては「先に並べる一列」のほうに好牌を積み込みやすく、場合によっては和了形をそのまま積み込んでしまえる
天和ツバメ返しにおいてすり替えられるのは下山。あるいは、南家や北家の時に元禄積みになったツモ牌をツモってくるのは下山から。
和了形を積み込んだ列、あるいは元禄を積み込んだ列を下山にするには、逆モーションで山を積む必要がある(通常の順モーションでは仕込んだ列が上山になるのでダメ)
ということは、逆モーションを使ったのはツバメ返しや元禄積みを成功させるためである
これすなわちマナー違反なり
という理屈。阿佐田哲也の『麻雀放浪記』には、上記のような通念を逆手に取った登場人物の一人が、わざと逆モーションを使って相手を罠に掛けるくだりがある。
キャタピラー → イカサマの一種。牌山をいじってツモ筋をずらす技。上ヅモ左端の牌を下ヅモ左端に降ろし、下ヅモ右端の牌を上ヅモの右端に上げると同時に上山を1牌分左にずらす。これでツモ筋が対面同士で入れ替わる。
ギャル雀(ギャルじゃん)→ 若い女の子を多くメンバーとして雇っている雀荘のこと。また、狭義には若い女の子しか雇っていない雀荘のこと。
ギャルメン→ ギャル雀のメンバー。
鏡同和(きゃんどんほー)→ ローカル役のひとつ。
九種九牌(きゅうしゅきゅうはい)
九筒撈魚(きゅーぴんらおゆい、ちゅーぴんらおゆい)→ ローカル役のひとつ。
競技麻雀、競技ルール
強打(きょうだ)
危険牌を通すこと。
ツモ牌や捨て牌を強く卓に叩きつけること。牌に傷がついたり、割れ、欠けの可能性があり、そうなるとガン牌となってしまうためその牌を交換したり場合によっては全てを取り替えなくてはいけなくなってしまう。そのため、雀荘や競技麻雀では厳しく禁止される。また、威圧行為という意味でもマナー違反となる。
供託
局
ギリ師(ギリし)
抜き技や拾い技を使うイカサマ師のこと。山や河から不正に牌を持ってくることを「牌をぎる」と言うことから。
ぎる
山や河から不正に牌を持ってくること。イカサマ行為。カタカナ交じりで「ギる」と表記されるほか、「盗る」と当てて「ぎる」と読ませている例も見られる。
金鶏独立(きんけいどくりつ、ちんちとうりい)→ ローカル役のひとつ。
近麻(きんま)→ 麻雀誌「近代麻雀」の略称。
金門橋(きんもんきょう、ゴールデンゲートブリッジ)→ ローカル役のひとつ。
喰い替え・鳴き返し
喰い下がり(くいさがり)→ 副露によって役の値段が1飜さがること。
喰い下げる(くいさげる)
チーまたは下りポン(上家からのポン)によって、自分に必要な牌や他家に有利な牌(要牌)を下家に喰い流してしまうこと。
喰い断(くいタン)→ 断么九#クイタンのありなし
喰い取る(くいとる)
副露によってツモ筋が変わり、本来なら他家がツモるはずだった牌をツモってくること。また、特に有効牌や和了牌、ドラなどを他家から奪う形でツモってくること(無論ムダヅモを喰い取る場合もある)。
4人打ち・3人打ちに関わらず、また自分が何家であるかに関わらず、副露した次の巡目からは、その副露をさせた者がツモるはずだったツモ筋の牌をツモってくる。例えば南家からポンした場合、次以降のツモは本来南家がツモるはずだったツモ筋の牌である。
喰い流す、喰い流れる(くいながす、くいながれる)
副露によってツモ順が変わり、自分がツモるはずだった牌が他家に流れること。あるいは他家がツモるはずだった牌を自分がツモってくること。
喰い伸ばす(くいのばす)
例えば2456の形から3を嵌張でチーし、そののちに4-7のリャンメンもチーして2面子を完成させること。すなわち、「1面子+隣接する余剰牌」の形から2回の鳴きで2面子を作ること。
喰う → 副露すること
偶然役(ぐうぜんやく)
海底や河底、嶺上開花、一発など、偶然性に強く支配される役の総称。天和・地和・人和も偶然役に分類される。「偶発役」とも。
空ポン、空チー、空カン、空行為(くうポン、くうチー、くうカン、くうこうい)
ポン・チー・カンの発声を行い、直後に取り消すこと。ペナルティは多くの場合1000点を場に供託、ルールによってはアガリ放棄。
愚形(ぐけい)→ 優秀とは言えない待ちのこと。嵌張待ちや辺張待ちの総称・俗称。悪形(あっけい)とも。愚形のままかけるリーチは「愚形リーチ」と呼ばれる。対義語は「好形」または「良形」。
クズ牌(くずはい)→ 使い勝手の悪い牌のこと。
クズ手、屑手(くずて) → 安い手のこと。ゴミ手に同じ。
下りポン(くだりポン)→ 上家からポンすること。
くっつきテンパイ
クビ → ビンタ麻雀において、支払いの額を倍にするか否かの基準点のこと。ほとんどの場合配給原点(25000点)をクビとする。
黒五(くろご、くろウー)→ 赤くない五の牌のこと。
黒一色(こくいーそー、へいいーそー)→ ローカル役のひとつ。
黒棒(くろぼう)→ 100点棒のこと。
黒棒差(くろぼうさ)→ 主にオーラスで、1000点未満もしくは同程度の微差であること。
形式聴牌、ケーテン
毛虱・イソコ → 一索の俗称。
ゲタ牌 → 大きめに作られた牌の俗称。麻雀牌#牌の大きさを参照。
健康麻将(けんこうマージャン)
井出洋介が提唱する「健全な麻雀」「賭けない麻雀」の総称。「麻雀」ではなく「麻将」と表記する。健麻。
懸牌(ケンパイ)→ 懸賞牌の略称。ドラの古称。
懸賞牌 → ドラの古称。
現張り(げんばり)→ リーチ者の現物、あるいは目立っている副露者の現物を待ちにしてテンパイしていること。
現物(げんぶつ)
現物ドラ(げんぶつどら)、ドラは現物牌(ドラはげんぶつはい)
ドラ表示牌の次の牌をドラとするのではなく、ドラ表示牌そのものをドラとするルール。古典ルールのひとつ。
対義語は「ネクストドラ」「ドラはネクスト」
圏風牌(けんふぉんぱい、けんぷうはい)→ 場風のこと。
元禄(げんろく)、元禄積み → 積込み技の一種。イカサマ。
子
紅一点(こういってん)→ ローカル役のひとつ。
豪運(ごううん)→ ものすごく運に恵まれていること。あるいはものすごい運そのもののこと。漫画家伊藤誠の造語。
刻子(コーツ)
高点法
好牌(こうはい)→ おもに使い勝手の良い牌・中張牌のこと。あるいは自分にとって有効な牌のこと。
好牌先打(こうはいせんだ)
自分にとって使い勝手の良い牌は相手にとっても使い勝手が良いので、余剰牌になるであろう牌なら相手の当たり牌になる前にさっさと切ってしまったほうがよい、という麻雀格言。例えば344の形から4を序盤に切っておけば34の両面になり、放銃の回避にもなるし、相手の読みを逆手に取ることになり出あがりもしやすい、という考え方。
荒牌平局(こうはいへいきょく、ファンパイピンチュイ)
流局のこと。特に海底牌に対して誰も和了を宣言せず、かつ、誰も流し満貫を成立させていない場合の流局のこと。単に「荒牌」、あるいは単に「平局」とも。
客風牌(コーフォンパイ、きゃくふうはい、おたかぜ)
黒一色(こくいーそー、へいいーそー)→ ローカル役のひとつ。
腰(こし)
上家の切った牌を鳴くかどうか迷い、小考または長考すること。腰を使った牌を「腰牌」(こしはい)と言う。
腰軽(こしかる)、腰が軽い(こしがかるい)
メンゼン重視ではなく、鳴ける牌が出れば鳴いて、得点の高さよりも早くあがることを優先する打ち方、あるいはそのような打ち筋の傾向。メンゼン派の打ち手が鳴きを多用する打ち手を批判的に捉えるニュアンスを含んでいる。
ご祝儀 → 一発赤ウラにつくチップのこと。あるいは役満をあがった時に支払われる役満ご祝儀のこと。祝儀。
誤ツモ(ごツモ)→ 麻雀の反則行為#和了時の間違い
小手返し(こてがえし) → 捨て牌時に、手出しかツモ切りかを他者に知られないために、ツモ牌を一瞬にして手牌の一部に組み込ませる技術。また、手持ち無沙汰のとき、手配の端にある牌で行われる。
5ノコ、5幢残し(ごのこ、5とんのこし)→ 配牌時の取り出しに関する俗語。出目が右10の時、該当する山の左から5幢を残して配牌を取り出す。
小場(こば)→ 点棒の移動が少なく、4人ともあまり点差が開いていない場のこと。対義語は「荒れ場」。
ゴバラ
雀荘用語。500円玉を100円玉に両替すること。あるいは千円札を500円玉に両替すること。人によってどちらの意味でつかわれるかは異なる。
コマ両(こまりょう)→ こまかく両替すること。すなわち紙幣を硬貨に両替すること。
五三(ゴミ)→ 子の30符1飜の和了に対する支払いのこと。親500点/子300点(5本3本)の支払いになることから。#満貫以下の点数の俗称も参照。
ゴミ手(ごみて)→ 子20符1飜の500点-300点を「ゴミ」と申告することから、つまらない手、ゴミのような価値しかない手のこと。もしくは同程度の安い手のこと。
古役(こやく)→ 古いルールで採用されていた役のこと。
孤立牌(こりつはい)→ 対子も搭子も構成していない浮き牌のこと。
誤ロン(ごロン)→ 麻雀の反則行為#和了時の間違い
コンビ打ち→ 2人もしくは複数の者が裏で手を組んで打つこと。イカサマの一種。ただしフィクションやゲームなどでは、コンビ打ちを前提としてルールや勝利条件が設定されている場合がある。