役とは

Mon, 31 Mar 2014 02:35:10 JST (3681d)
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麻雀において、和了したときの手牌の特定のパターン、および、和了したときの特定の状況のことである。日本麻雀の一般的なルールには、40種類ほどの役が採用されている。

概要[編集]

一般的に、和了したときの手牌の構成(組合わせ)が特定のパターンを満たす場合に、役が成立する。なお、ここでいう手牌には副露した牌なども含める。
また、手牌の構成とは無関係に、和了の状況(ないしはコンテクスト)によって成立する役もある。
あがり役の一覧については「麻雀の役一覧」を参照のこと。
ローカルルール役については「麻雀のローカル役」を参照のこと。
飜 / 翻[編集]

個々の役には、それぞれ固有の価値(ランク)が定められている。役の価値(ランク)を飜(ファン、ハン)という単位で表す。飜の字に換えて翻と表記することも多いが、意味は同じである[註][1]。
複数の役が同時に成立(複合)している場合、得点計算において、すべての役の飜数を合計する。この合計飜数が高いほど、得点も高くなる。詳細は麻雀の得点計算を参照のこと。
なお、難易度の高い一部の役は役満(やくまん)と呼ばれ、飜数による評価は行わない。詳細は「役満」を参照のこと。
喰い下がり[編集]
門前でない(副露している)場合には、一部の役について飜数を1つ下げる、あるいは役の成立を認めないというルールが一般的である。これを喰い下がりという。一般的なルールでは以下の役が喰い下がり役である。
2飜 → 1飜 三色同順
2飜 → 1飜 一気通貫
2飜 → 1飜 混全帯么九(チャンタ)
3飜 → 2飜 純全帯么九(ジュンチャン)
3飜 → 2飜 混一色
6飜 → 5飜 清一色
副露#喰い下がり」も参照
一飜縛り[編集]
日本における一般的なルールにおいては、少なくとも1つの役が成立していないと和了することはできない。このような制約を一飜縛り(イーファンしばり、イーハンしばり)という。
また、合計で2飜以上の役が要求される場合を二飜縛りといい、ルールによっては、5回以上の連荘があった場合などに適用される。
なお、役の成立という条件に関して、結果的に成立していればよいとするルール(いわゆるアリアリ)と、事前に成立(あるいは確定)していなければならないとするルール(先付け)がある。
「麻雀のルール#縛り」も参照
役の分類[編集]

役にはさまざまなものがあるが、いくつかの特徴により分類することができる。
状況役[編集]
手牌の組合わせではなく、和了の状況により成立する役を状況役という。
プレイヤー自身の行為により成立する行為役や、偶然の状況により成立する偶然役などに分類される。偶然役は偶発役とも言う。
行為役の例
門前清自摸和
立直
偶然役の例
嶺上開花
槍槓
海底摸月
河底撈魚
一発
ダブル立直
天和
地和
その他の状況役
流し満貫
手役[編集]
手牌の組合わせで成立する役を手役と言う。
刻子役と順子役[編集]
刻子の成立を主な条件とする役を刻子役、順子の組合わせを主な条件とする役を順子役という。
刻子役の例
役牌(飜牌)
三暗刻
対々和
混老頭
四暗刻
清老頭
順子役の例
平和
一盃口
三色同順
一気通貫
二盃口
部分役と全体役[編集]
手牌の一部分のみを条件とする役を部分役、手牌全体の構成を条件とする役を全体役という。
部分役の例
役牌(飜牌)
一盃口
三色同順
一気通貫
三暗刻
小三元
大三元
小四喜
大四喜
全体役の例
平和
断么九
チャンタ
純チャン
対々和
混一色
清一色
混老頭
清老頭
字一色
緑一色

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