慈しみの巫女 | サクラ | リョウマが即位した後も、王宮に残り王族として王の執政を支える。成長したサクラはかつてのミコト女王を思わせる女性となり、戦争で傷ついた臣民の心をとらえその心のよりどころとなったという。 |
お転婆侍 | カザハナ | 王国の軍に入り、一軍を任される。以降は心置きなく部下たちを自分の訓練に巻き込んでいたようだ。主であるサクラとの友情は生涯続き、サクラのため、白夜のためにその刀技を磨いたという。 |
完璧主義 | ツバキ | リョウマが王として即位した際に王国の天馬部隊の長を任じられる。以降、その役割を完璧にこなし、名部隊長と周囲に称えられる。その一方で、主であるサクラのこともなにかと世話を焼いていたらしい。 |
神弓の使い手 | タクミ | 戦禍によって荒れ果てた白夜王国の復興に尽力する。これまで見られていた人間的な甘さは影を潜め、有能な指導者として国中の人に認められ、頼られる存在になっていった。 |
魔王顔の | オボロ | タクミの部下として白夜王国の復興に力を尽くす傍ら、両親の呉服屋を再建させ洒落た着物を国中に流行させた。タクミが公の場に出る際の衣装はいつも彼女が手がけていたという。 |
破天荒な侍 | ヒナタ | 戦後もタクミに仕え、彼のもとで白夜王国の復興に力を注ぐ。ただ剣術への熱意は終生衰えることなく突然修行の旅に出ると言い残してはしばらく姿を消すことをくりかえし、周囲をやきもきさせたらしい。 |
紅の戦姫 | ヒノカ | 復興のための自衛軍を作り、白夜王国軍を統べる存在となる。戦時中よりは幾分姫らしくなったが、たまにふらりと出かけてはノスフェラトゥを倒してくるなど持ち前の豪快さは変わらなかった。 |
飄々とした僧 | アサマ | 白夜王国の各地をめぐる旅に出る。ヒノカの臣下を辞したわけではなく、王家の目の届きにくい地方を上手にまとめ導き、王国の復興に貢献する。物事に執着しない性格が功を奏したか、意外と人々に慕われたという。 |
ぼんやり | セツナ | 戦後も王城兵の任に戻り、ヒノカの元から離れることはなかった。以前と変わらずぼんやりと過ごし、特に大きな功績は残さなかったが彼女の生涯が幸せであったことは識者の論を待たない。 |
白夜の侍 | リョウマ | 白夜王国の王に即位する。彼の的確にして公正無私の執政は戦禍に苦しんだ人々に勇気を与え、やがて王国は劇的な復興を成し遂げる。後世、そんな彼を識者はこう評した。「偉大なる父王スメラギを超える者」 |
爆炎使い | サイゾウ | 公式の記録から姿を消す。だが彼が他国へ去ったとは考えられず、再び闇にもぐって白夜王国のために働いていたであろうことは、後世の識者の意見が一致するところである。 |
古風な忍 | カゲロウ | 王となったリョウマの側近くに仕えた。影に潜む忍というその役割ゆえか、表舞台での記録は極めて少ない。だが、彼女が手がけたと思われる独特な絵画だけは、王城の宝物庫にいつまでも大切に保管されていた。 |
大人の呪い師 | オロチ | 王城抱えの呪い師に戻る。ミコトのことを忘れがたかったらしく、誰かに仕えることはなかったが、その高い能力で王城復興に貢献した。王城では彼女の明るい笑い声がいつも響いていたという。 |
戦狂いの | ユウギリ | 即位したリョウマから、白夜の金鵄武者隊を委ねられる。彼女が持つ二つの側面、敵への辛辣さと味方への寛容さは、これ以降の金鵄武者たちの行動の指針となっていく。 |
少年呪い師 | ツクヨミ | かねてからの念願であった世界をめぐる旅に出る。その魔道の才能と物怖じせぬ性格で、各地でさまざまな逸話を残した。だがフウガへの恩義を忘れることなく、晩年は風の部族の族長の名を継いだ。 |
炎の娘 | リンカ | 父の跡を継ぎ、炎の部族の族長となる。勇敢で情に厚いその人柄で部族民たちをよくまとめ、どこにも属さない孤高の民としてその孤立を守り続けた。 |
妖狐の長 | ニシキ | 妖狐の山に帰り、大きな戦いに参加していたとは思えぬほど、以前と全く変わらない日々を送る。それが彼の器の大きさなのか、それとも単に何も考えていないのかは、識者の意見がわかれるところである。 |
白夜の軍師 | ユキムラ | 即位したリョウマの元、白夜王国の宰相として、王国の再興に力を注ぐ。その妥協を許さぬ仕事ぶりは王国の官吏たちの手本となりやがて白夜王国に仕える者たちの規範となっていった。 |
豪快な女騎士 | クリムゾン | シュヴァリエ公国に戻り、崩壊しかけていた騎士団を再建する。前向きな彼女の姿に感化され、騎士団は往年の輝きを取り戻していく。後の伝承では、シュヴァリエの騎士は皆やたら派手な武器を持っていたとある。 |
未完の大器 | シノノメ | 修行の旅に出る。王子の身の安全を危ぶむ声もあったが、王リョウマはそれらを一蹴したという。旅から帰った彼は見違えるほどの成長を見せ、後にリョウマの跡をつぎ白夜王国を繁栄に導いたとされる。 |
前向きな弓使い | キサラギ | 秘境には戻らず、父をたすけて王国の再建に力をつくす。色々と失敗も多かったようだが、持ち前の能天気さや憎めない人柄は、戦争に疲れた人々を大いに力づけたと言われている。 |