支援会話集/主人公(男)×アクア

Last-modified: Mon, 13 Jul 2015 10:20:54 JST (3214d)
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白夜 Edit

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【】

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【】

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【カムイ】
ここは…森に囲まれた泉か。
アクアと出会った場所に似てるかも。

【アクア】
あら…カムイ。
どうしたの?

【カムイ】
あっ…アクア。
君の事を探してたんだよ。
でも…もしかして、
歌の邪魔をしたかな?

【アクア】
いいえ、平気よ。
何か用かしら。

【カムイ】
うん。
ちょっと君と話してみたいことがあって。

【アクア】
話してみたいこと…?

【カムイ】
僕は白夜の王子だったのに、
暗夜で育てられた。
君は暗夜の王女だったのに、
白夜で育った…
二大国家と言われている白夜と暗夜の
両国にこれほど関わった人間は、
僕らをおいて
他にいないだろうと思ってね。

【アクア】
確かにそうね。

【カムイ】
そんな二人だからこそ国や世界について…
考えられることがあると思うんだ。
それをちょっと話し合ってみたくなって。

【アクア】
なるほど…
確かに良いかもしれないわね。
何か斬新な意見が浮かぶかもしれない。

【カムイ】
ありがとう、アクア。じゃあまず、
白夜王国について考えてみよう。
…白夜王国はまさに光の国と言ってもいい。
明るく温暖な気候で自然も豊かだ。
肥沃な土地に囲まれて、
農作物も十分に育つ。

【アクア】
暮らす人々の心も穏やかよね。
皆優しく、礼節を重んじるわ。

【カムイ】
うん。そして昔から幾度となく
暗夜王国の侵略に脅かされてきた…

【アクア】
暗夜王国には非があるわ。
白夜王国は被害者と言ってもいい。

【カムイ】
確かにそうなんだけど…
もう少し考えてみないかな?
別の切り口というかさ。

【アクア】
えっ…別の切り口…?
…そうね。一概にそう言い切れない点。
それを敢えて口にするのであれば…
自分たちが平和ならそれでいいという考えが、
白夜の人たちにはあったんじゃないかしら?
でもそれは結局我が身の安寧に
固執しているだけで、
それ以外の人を見捨てたと言えなくもない。

【カムイ】
確かに…見方によってはそうかもしれないけど…
そんな考え方、初めて聞いたよ。
うん…バッサリとそう言われると、
なかなか辛いところがあるけどね。

【アクア】
そういう風に捉えてみるのも
ありかと思っただけよ。
考え方の一つとして取っておきましょう。

【カムイ】
うん、そうだね。
決めつけずに話を続けてみよう。

支援B Edit

【アクア】
カムイ。今日もここに来たのね。

【カムイ】
うん、この間の話の続きをしようと思って。

【アクア】
そう。次は確か…
暗夜王国について、だったわね。

【カムイ】
うん。
暗夜王国は…僕の過ごした国だ。
草木の生えにくい土地に薄暗い森…
それから…氷に覆われた大地みたいに、
貧しい土地が多いって文献で読んだよ。

【アクア】
ええ…そしてそれを象徴するかのように、
暮らす人々の心も…白夜とは対照的だわ。
冷淡で疑惑的で…どこかよそよそしくて…
そして少し攻撃的。

【カムイ】
もちろん、
中には優しい人もいるけどね。
僕たちの仲間には暗夜王国の人も多いけど、
みんな頼りがいがあって…信用できる。

【アクア】
それと同じように、暗夜王国の
見方を変えてみるとしたら…そうね。
…荒れ果てた土地の暗夜王国は何度となく、
他国を蹂躙してきた。でもそれは…
光の届かない世界だからこそ考えてしまう。
光への妬み、疎み…そういった鬱屈した想い…
白夜王国が眩しすぎて、溜まりに
溜まっていった気持ちなんじゃないかしら。

【カムイ】
表裏一体…白夜があるからこそ、暗夜は
あんな国になってしまったということだね。

【アクア】
ええ。自分たちの身を守ろうとした結果が
他国への侵略だったと考えれば、
たとえ暗夜王国が悪だとしても、それでも
お互いに歩み寄り、分かり合うこととこそが、
世界の平和へと繋がる
道筋なんじゃないかしら。

【カムイ】
そうだね…でも、それを邪魔する存在がいる。
今はそれを倒すことが先決というわけだね。

【アクア】
そうね。
…引き続き考えてみましょう。

支援A Edit

【アクア】
カムイ、今日も話をしに来たのね。

【カムイ】
うん、これが最後になると思うけど
同時にとても重要な内容だとも思ってる。
それは…

【アクア】
カムイ!
ちょっと待って!
ここで話すのは危険だわ。私に付いてきて。
この泉からあちら側へ行けるから。

【カムイ】
…!!
そうだったね。わかったよ…!

【アクア】
目を閉じていてね…すぐに行けるわ。
…………
…着いたわ。

【カムイ】
透魔王国…既に滅びた、
僕らの住む世界とは異なる場所…

【アクア】
この国のことを話すつもりだったんでしょう?

【カムイ】
うん。あちらではこの国のことを話すのは
ダメなんだったね。

【アクア】
でも…問題になっているのは国というよりも、
透魔王ハイドラ…あの悪魔ただ一人よ?

【カムイ】
そうだね。透魔王ハイドラ…
その存在について、僕なりに調べてみたんだ。
ハイドラとは…神。
古の時代から生き続けた存在なんだよね。

【アクア】
ええ。神か悪魔か…どう捉えるかは
人それぞれかもしれないけれど、
強大な力を持っているという点においては、
どちらでも良いのかもしれないわ。
私の知る文献には、
神々の伝説はこう書かれてあった…
古の時代…神は人々に力を授け、
人々は神への信仰を捧げ続けた…
未来永劫続くかと思われたその良好な関係性を
壊したのは、人間の方だった。
人間は自らの力を高めると同時に信仰心を捨て、
人間だけで平和な世界を作り上げていった。
信仰をなくした浅ましき人間を見て、
神は怒りに身を震わせ暴走したという…

【カムイ】
その神がハイドラなの?

【アクア】
もちろん確証はないけど…
仮にそうだとしたら、
神が人間を滅ぼそうとすることも、
決して無作為な暴走じゃないということよ。
…だからと言って許すことはできないけれど。

【カムイ】
本当だとしたら…少し哀れだね。

【アクア】
そうね…闘いを呼び起こすのは、
何かしらの理由があるということなのね。
攻められたからやり返す…
恨みがあるから復讐する…
そんな気持ちだけで闘ってはいけないという
教訓なのかもしれないわ。
私たちだって決して私怨で
闘っているわけじゃないもの。

【カムイ】
そうだね。世界をどのように変えていけば、
みんなのわだかまりが消えて、
みんなが幸せになれるのか…
それを考えることが一番重要なんだと思う。

【アクア】
そうね…そろそろ一度、戻りましょう。
ここに長居はしないほうがいいから。

【カムイ】
わかったよ。

【アクア】
さあ、戻ってきたわ。

【カムイ】
うん。

【アクア】
カムイ…ありがとう。
もしかしたら、私たちはすごく大切なことに
気づけたのかもしれない。

【カムイ】
いや、
アクアと一緒に話せたからだよ。
同じ境遇だからこそ至れた
結論かもしれないね。

【アクア】
そうね。
今この水面に映っている二人の姿は別々だけど…
鏡を映したような存在の二人だから…
こんな風にわかり合えたのかもしれないわね。

【カムイ】
鏡に映した二人か…うん、そうだね。
僕は、この絆をこれからも大事にしたい。

【アクア】
もちろん私もよ。
これからもよろしくね、カムイ。

支援S Edit

【カムイ】
アクア…いつものあの泉に行けば
また会えるかな…?
あっ、人影が見える。
きっとアクアだ…

【アクア】
…………

【カムイ】
えっ…その…しまったっ!!

【アクア】
…………
だ、誰…?
そこにいるのは!?

【カムイ】
ア…アクア!! ごめん、僕だよ!
ほ、本当にごめん…!!
まさか水浴びをしてるとは思わなくて…!!
いつものように何気なく来てしまった…

【アクア】
カムイ…
今服を着るから…ちょっと待ってて。

【カムイ】
う、うん…ホントごめん。
…………

【アクア】
お待たせ。
もう大丈夫よ。

【カムイ】
本当にごめんね…アクア。
でもその…全然見てないから!

【アクア】
人の気配を感じてから声が聞こえるまで、
だいぶ間があったと思うんだけど…

【カムイ】
そ、そんなことないよ…!!
…………
い、いえ…その…
ちょっと見惚れて…しまいました。

【アクア】
…………

【カムイ】
アクアの肌があまりにも…その…
透き通る水みたいに…綺麗だったから。

【アクア】
まったく…水浴び中の女の子を覗くなんて、
最低だわ…
でも…ふふっ。
本当は許さないけど…
褒め言葉をもらったと思って、
今回だけは勘弁してあげるわ。

【カムイ】
ありがとう…アクア。
でもアクアはやっぱり…女の子なんだね。
魅力的な女性なんだって…そう思うよ。

【アクア】
えっ…カムイ?
な、何を言ってるの?

【カムイ】
あれからずっと思ってたんだ…
国の歴史も国同士の衝突も…
世界の秘密も大儀名分も関係ない…
鏡に映したような二人ってことだって…
関係なかった。

【アクア】
…?

【カムイ】
僕はただ…君が大切で、
君を守りたいんだ。

【アクア】
…カムイ。

【カムイ】
君と話をしたいと言っていたことだって、
結局君の隣にいたかっただけなんだよ。

【アクア】
…カムイ。私も同じよ。

【カムイ】
えっ…?

【アクア】
あなたと話をするのはとても楽しかった。
きっとどんな内容でも良かったんだと思う…

【カムイ】
アクア!

【アクア】
でも私は信じたいわ。
この鏡に映したような二人だからこそ、
巡り会う運命だったんだって…

【カムイ】
そうだね。二人が仲良くなれた
きっかけでもあるしね。

【アクア】
世界がどうなっても…白夜が暗夜が、
神のハイドラが…
世界が敵にまわっても
二人の絆は永遠だって、私は思いたい。

【カムイ】
うん。どんな事があっても、
僕は君から離れない。
…世界を敵に回しても
君を守ってみせるから。

【アクア】
ありがとう…カムイ。

【カムイ】
今ここで誓うよ。
アクア…僕たちはずっと一緒だ。

【アクア】
私ずっとあなたの事が好きだった。
この世界なら私達、きっと幸せになれる。
もう二度と、離さないで…