支援会話集/リョウマ×サイゾウ

Last-modified: Tue, 22 Mar 2016 02:43:16 JST (2961d)
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支援C Edit

【リョウマ】
サイゾウ、いるか?

【サイゾウ】
・・・おそばに。ご用でしょうか?

【リョウマ】
いや、用というほどではないが
聞いてみたいと思っていたことがあってな。

【サイゾウ】
私に・・・ですか?

【リョウマ】
そうだ。
サイゾウは、幼い頃からサイゾウの名を継ぐべく育てられたのだったな。

【サイゾウ】
はい。

【リョウマ】
それを疑問に思ったことはないのか?

【サイゾウ】
ございません。

【リョウマ】
・・・即答だな。お前らしい。

【サイゾウ】
なぜ、そのようなことを?

【リョウマ】
少し気になっただけだ。
ないのであれば、それでいい。
用はそれだけだ。
わざわざ呼び出してすまなかったな。

【サイゾウ】
・・・・・・・・・・・・

支援B Edit

【サイゾウ】
リョウマ様。

【リョウマ】
サイゾウか。どうした?

【サイゾウ】
先の件ですが少しおうかがいしてもよろしいでしょうか。

【リョウマ】
先の件?

【サイゾウ】
私が、サイゾウの名を継ぐべく育てられたのを
疑問を持たなかったか、という・・・

【リョウマ】
ああ、そのことか。

【サイゾウ】
なぜ、そんな事が気になられたのか、と。
もしや働きが悪くてご不満を・・・

【リョウマ】
いや、そんなことはない。
お前は十分に働いてくれている。
・・・気になったのは、こちら側の問題だ。

【サイゾウ】
とは?

【リョウマ】
影の働きは容易ではない。
時には人に蔑まれる内容もある。
だがお前は文句ひとつ言う事もなく
それに従事してくれている。

【サイゾウ】
いえ・・・それは当然のことです。

【リョウマ】
しかし、今のわが軍は、そんなお前の働きに
十分報いるほどの待遇を用意はできない。
だから、内心で不満がたまり
時には運命を呪う事があるのかと思えてな。

【サイゾウ】
まさか・・・!
そのようなことは断じてございません。

【リョウマ】
ならよい。
だが、もし気になることがあれば
遠慮なく言ってこい。

【サイゾウ】
・・・お言葉
ありがたくちょうだいいたします。

【リョウマ】
お前の働きに報いるべく
できるかぎりのことをするつもりだ。いいな。

【サイゾウ】
はっ。

支援A Edit

【サイゾウ】
リョウマ様。気になることがあれば遠慮なく言えと承った件ですが・・・

【リョウマ】
ああ。なにかあったか?

【サイゾウ】
一つだけお願いがございます。

【リョウマ】
なんだ? 言ってみろ。
前にも言ったができるかぎりのことはする。

【サイゾウ】
では申し上げます。
どうか私のような者のことなどお気になさらず、
ご自身の信じられる道を進まれますよう・・・

【リョウマ】
・・・それは、
俺には話せないということか?

【サイゾウ】
そうではございません。
先にリョウマ様は私に十分な待遇をしていないとおっしゃいましたが、
既に十分な報酬はいただいていると思っているからです。

【リョウマ】
そうだろうか。
しかし、わが軍の台所も楽ではなく・・・

【サイゾウ】
申し上げているのは、
金銭のことではございません。

【リョウマ】
では、なんだ?

【サイゾウ】
心です。
たしかに忍びの仕事は簡単ではございません。
綺麗とも言えないものでございます。
ですが、リョウマ様は、それにお心を砕こうとなさってくださいます。
王子という高い立場から、見たくなければ
見なくてもすむにも関わらず、です。

【リョウマ】
いや、私は当然のことをしているまでだぞ。

【サイゾウ】
その「当然」が、簡単にしていただけることではないのです。
かつてサイゾウの名を継いだ者たちの遺してきた記憶が物語っております。
侍は「士は己を知る者のために死す」と申しますが、忍びも同じでございます。
自らを知り、自らが認める主に仕える事こそわれらが無上の喜び。
ですから、どうかそのままリョウマ様の道をおすすみください。
それを陰ながら助けることが
私の何よりの喜びでございます。

【リョウマ】
サイゾウ・・・
・・・そうか。わかった。
サイゾウの志、わが心に銘じよう。
そして、サイゾウの期待に背かぬ道を歩むことで
汝の働きに対する報いとする。
それで、よいか?

【サイゾウ】
はい。
ありがたき幸せにございます。