支援会話集/タクミ×アクア

Last-modified: Thu, 30 Jul 2015 00:39:39 JST (3201d)
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支援C Edit

【タクミ】
…アクア姉さん。
どうしたの? こっちをジロジロ見て?

【アクア】
タクミ、着物の裾がめくれてるわ。
ちゃんと直したほうがいいわよ。

【タクミ】
なんだ。そんなことか…

【アクア】
あとさっきの昼食の時に
野菜を残していなかった?
ちゃんと好き嫌いせずに食べなきゃダメよ。

【タクミ】
べ、別に嫌いなわけじゃない。
ちょっと食欲が湧かなかっただけだ。

【アクア】
そう…

【タクミ】
まったく…
あんまり子供扱いするなよ。

【アクア】
そうね、ごめんなさい。
…………

【タクミ】
今度は何?

【アクア】
…いえ、何でもないわ。

【タクミ】
なんだよ、言いたいことがあるなら言えよ。
気になるだろ?

【アクア】
その…昔ミコト女王に言われていたことを
思い出していたのよ。

【タクミ】
母上に?

【アクア】
ええ。生前ミコト女王は、
私によく言っていたわ。
リョウマとヒノカ、タクミやサクラとずと、
きょうだいのように仲良くして欲しいって…

【タクミ】
そうなんだ…でも、
無理にそうする必要なんてないと思うな。

【アクア】
え?

【タクミ】
僕らはもうある程度信頼し合ってるんだし、
子供でもない。
母上の願望はもっともだけど…アクア姉さんも
それに縛られる必要はないと思う。

【アクア】
…そうね。

【タクミ】
ああ、だからあまり気にしないほうがいいよ。

【アクア】
わかったわ。

【タクミ】
じゃあ僕、もう行くから。

【アクア】
…………

支援B Edit

【タクミ】
さて…一人で町に出かけてみたけど、
買い物も済んだし、食事でもして帰るかな。
…………
ん? あの道端にいるのは、
アクア姉さんと…子供?

【アクア】
もう…
どうして言うことを聞けないの?

【子供】
へん! 見ず知らずの言うことなんて
聞くもんか!

【タクミ】
アクア姉さん…
その子、誰?

【アクア】
…ああ、タクミ。
どうやら迷子みたいなの。
でも、全然言うこと聞いてくれなくて。

【タクミ】
…お前、迷子なのか?

【子供】
うーるーさーい!
お前たちなんかに、たよるつもりはないんだ!

【アクア】
ほら…こんな感じなのよ。

【タクミ】
…ああ、なるほどね。
アクア姉さん、ここは任せてよ。

【アクア】
タクミ?

【タクミ】
おい。お前、今何をしてるんだ?
もしかして一人で冒険中なのか?

【子供】
えっ…? ええと。
うーんと…そ、そうだよ。

【タクミ】
へえ、それはすごいね。
一人でどんな所に行ったの?

【子供】
ええと、山を歩いて…草原を走って…
知らない町に着いて…
あっ、武器屋に入ったぞ!
知らないおっちゃんからおむすびもらった!

【タクミ】
そうか。それは大冒険だったな。
…でも冒険しすぎたせいか、
お前かなり疲れてるみたいだぞ?

【子供】
そ…そんなことないよ!

【タクミ】
まぁまぁ、そう言うなよ。
僕は今、身体を鍛えてるんだけど…
ちょうど重い物を持ちたかったから、
僕の背中に乗っかってもらえないか?

【子供】
えっ…?

【タクミ】
僕は鍛えられるし、お前は休めるし、
二人にとって良いこと尽くしだろ?

【子供】
そこまで言うなら…
そうしてやっても…いいかな?

【タクミ】
よし、じゃあ乗ってくれ…
そらっ! これで鍛えられる~助かった!

【子供】
うわ~! 高い高い!
あはははっ!!

【タクミ】
だろ? でもせっかくだから、
お前の家まで送っていくことにしようかな?
そうすれば僕はもっと鍛えられるし!

【子供】
うん、それがいいよ!!

【タクミ】
家の目印になるようなものは、
何かあるか?

【子供】
ええと~、うーんと…
あっ!
近くに大きな一本杉があるよ!

【タクミ】
よし! じゃあそれを目印に早速出発だ!
それーっ!!

【アクア】
タクミ…
…うふふっ。
あなたがそんな風に子供を
なつかせられるなんて、ちょっと意外だったわ…

支援A Edit

【アクア】
あ、タクミ!

【タクミ】
アクア姉さん、どうかした?

【アクア】
この間の件、本当にありがとう…!
改めてお礼を言いたくて…!

【タクミ】
この間の…? あ、ああ。
あのやんちゃな子供のことか。
無事に送り届けられて良かったな。それに…
別にアクア姉さんが感謝することじゃないだろ?

【アクア】
でも…私が困っていて、それをタクミが
助けてくれたの事実だから。

【タクミ】
まぁ偶然通りがかって良かったよ。

【アクア】
あの子…私じゃ全然ダメだったのに、
タクミには一瞬で心を開くんだもの…
まるで魔法みたいだったわ。

【タクミ】
ははっ、それは言い過ぎだよ。
でもまぁ…あいつは昔の僕に似てたから。
ひねくれてて、相手の親切を
素直に受け入れられなくて…
だから少し気持ちがわかったのかもしれない。

【アクア】
タクミ…

【タクミ】
それにアクア姉さんが、あの生意気相手に
奮闘したんだろうなって想像するだけでも、
僕は結構面白かったよ。

【アクア】
もう…意地悪ね。

【タクミ】
でもごめん…僕はあいつみたいに、
アクア姉さんに対して
変に壁を作っていたのかもしれない。

【アクア】
えっ…?

【タクミ】
だから僕は…母上に言われたからじゃなくて…
もっとアクア姉さんと仲良くなりたい。

【アクア】
私も…そう思っていたの。
ミコト女王に言われたからじゃなくて…
自分自身があなたと仲良くなりたいんだって、
あなたを見ていて心の底から思ったわ。

【タクミ】
うん、ありがとう。アクア姉さん。
これからも姉弟、手を取り合って生きていこう。

【アクア】
ええ、よろしくね。タクミ。

支援S Edit