制作会話/クールベ

Last-modified: Sun, 28 Mar 2021 22:14:12 JST (1150d)
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制作風景1/2

+  会話内容

「……今、絵を描いてるだろう。用があるなら終わってからにしてくれ」
「別にお前に見てもらいたくないとは言ってないが、アドバイスなら他の奴にすればいい。」
「自分の絵がどういう状態で、これからどんなものになるかくらいわかってる。」
「目の前にあるものが俺の現実だ。声をかけるなら終わってからにしてくれ。」
「……頼りないと思ってるわけじゃないからな。」

 

あの人について①

+  会話内容

「俺の前でマネの話をするな。あいつのことは苦手なんだ。」
「理由? そんなのいくらでも言ってやる。」
「まず、あの態度が気に入らない。口調も、やたら俺に絡んでくるところも苦手だ。」
「もし一番を挙げるとすれば、やはり絵か。あいつの表現は俺の知る現実と違う。」
「革新的に周りに流されないところは評価しても……。いや、やっぱり苦手なものは苦手だな。」

 

制作風景2/2

+  会話内容

「ようやく完成したぞ。思った通り、完璧だ。」
「……うん? 端に描いてあるものが気になる?そこにはなにも描いてないが……。」
「…………。」
「ひ、人の影に見えるわけがないだろ!くだらない話で無駄な時間を使わせるな!」
「……ありえない……なにが人の影に見える、だ……。怖い話なんて非現実的だろ……ぶつぶつ……。」

 

クールベ×ミレー

+  会話内容

ミレー「この間、素敵な置物を勧められたんだ。部屋に置いておくだけで運がよくなるとか。」
クールベ「お前、それは……。」
ミレー「たまたま持ち合わせがなくて買えなかったけど、今日、改めて買いに行こうと思うんだよ。」
ミレー「クールベも一緒にどう?キミの運気も上がったら嬉しいしね。」
クールベ「……はぁ。どう考えても騙されてるに決まってるだろうが。」
ミレー「えっ、でも実際に購入した人がいるんだよ!
買っただけで億万長者、恋人もできて絶好調──。」
クールベ「そんな単純な嘘に引っかかるな!」

 

月曜日の過ごし方1/2

+  会話内容

「月曜日にどう過ごすか? 別に曜日によってどうこう決めてるわけじゃない。」
「まあ、基本的には一週間の始まりとして その週の準備をすることが多いな。」
「先にスケジュールを決めておけば、なにから手を付けるべきかがわかる。」
「もっとも、突発的な仕事や絵の進捗具合で 予定が変わることも多いんだが。」
「だいたいこんな感じだな。またなにかあれば聞いてくれ」

 

あの人について②

+  会話内容

「レンブラントを見なかったか?」
「……そうか。見てないか……。」
「いや、昨日出掛けると聞いてたから 付き合おうと思ったんだ。」
「じゃないと、またなにが起こるか……。これ以上怪我を増やされても、こま──。」
「……! 今の音はまさかあいつか? 悪いが、行ってくる。」

 

月曜日の過ごし方2/2

+  会話内容

「……館長代理、ひとつ聞いておきたいことがある。あくまで深い意味はないんだが……。」
「……先週から月曜の夜になると 展示室で声がするというのは本当か?」
「幽霊なんてものは存在しないとわかってる。だが、もし本当なら作業に影響が出ると思って……。」
「……なに? 犯人はエル・グレコだと? まったく、どうせそんなことだろうと思った。」
「……はぁ。……それなら、今夜の作業は大丈夫そうだな……。」

 

クールベ×ダ・ヴィンチ

+  会話内容

クールベ「ダ・ヴィンチ、なんの本を読んでいるんだ?」
ダ・ヴィンチ「今日は天文学です。読み終わったら、次は地質学の本を読もうかと。」
クールベ「相変わらずの知識量だな……。どうしてそこまでするんだ。」
ダ・ヴィンチ「私にとっての『現実』を吸収しているのだと言えば、貴方にも納得いくのではないでしょうか?」
クールベ「なるほど。だとすると、俺にも読書が必要か。おすすめの本はあるか?」
ダ・ヴィンチ「そうですね……。こちらはどうでしょう? 動植物の詳細な資料が載っていますよ。」
クールベ「早速読ませてもらおう。また、新しい構想が浮かんだら相談させてくれ。」

 

ハロウィンパレード 制作会話

+  会話内容

「ハロウィン、か。」
「何故……存在しないものに喜んで仮装しようとするんだ?」
「現実的でないものに浮かれる気持ちは俺には理解できない」
「ハロウィンフロートにも何故、わざわざ存在しないオバケを載せるんだ?」
「はぁ……早く11月になってくれ。」

 

ハロウィンパレード 制作会話

+  会話内容

「そういえば、ムンクが『最近、お友達が増えた』って言っていたが……。」
「あれは、ハロウィンが近付いてきた影響もあるんだろう……。」
「思い出したら気分が悪くなってきたな……。少し休憩させてもらう。」
「べ、別に怖いわけじゃない! ……ハロウィンなんて非現実の集まりだからな。」
「ただ……気分が悪いのは現実だな……。バジールに薬でも貰ってくるか……。」

 

ハロウィンパレード 制作会話

+  会話内容

「狼男の仮装だと……? 衣装まで非現実的なものに寄せてどうするんだ……。」
「『ハロウィンを楽しもう』……? ……なかなか難しい注文だな。」
「仮装もヴァトーやシスレーのような現実的なものなら受け入れられるんだが……。」
「別に、ハロウィンパレードそのものに反対はしてないからな。」
「要望があるとしたら、俺の衣装をシスレーやヴァトーのものと替えてほしいぐらいか……。」

 

ハロウィンパレード 制作会話

+  会話内容

クールベ「狼男なんているわけがないだろう……。」
葛飾北斎「まだまだだな、坊主。あいつらは満月の夜に現れるってぇ知らねぇのか?。」
クールベ「なんだと……あんたの故郷には本当にいるのか!?」
葛飾北斎「わんさかいるんじゃねぇか? 意外と面白くてな、話が通じるやつもいるってぇ話だ。」
クールベ「現実に存在するなら、見てみたい気もするが。」
クールベ「だ、だが狼男だぞ!? 本当にいるわけが……。」
葛飾北斎「いるって言ってるじゃねぇか。ま、俺の話の中にだけどな。はっはっは!」