3-1.SOTEC NOTEにLinux Mintインストール

Last-modified: Mon, 29 Feb 2016 10:58:56 JST (2979d)
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SOTEC NOTE

WinBook DN2000C
Windows XP Home Edition 正規版 SP2
インテル Celeron M プロセッサ 380(1.60GHz)
【無料アップグレード】512MB(SO-DIMM 512MB)PC2700 DDR SDRAM
40GB
これ、買ったとき7万払ってる。2007年2月だけど。

Linux Mintインストール

LinuxMint 17.3 Mate 32bitを選択。DVDに焼いてインストール開始
ハードディスクにリカバリ領域とかあるけど、全消しで。
あとはふつーにインストール。

無線LAN

無線LAN内蔵ではないので、PCMCIAスロットに、BaffaloのWLI-CB-G54を入れて使う。(Windowsの時もそうだった)
最近のLinuxはPCMCIAは何もしなくても使えるのね。(20世紀の環境と比較中)
さて、ぐぐるとwindows用のドライバを使う方法が出てくるが、(ndiswrapperとかね)それは古い。今はもっと簡単。実際の正解は以下のとおりである。
1.メニュー→システム管理→ドライバマネージャー立ち上げ
2.すると選択出る。

BCM4306 802.11b/g Wireless LAN Controller
bcmwl-kernel-source(推奨)
firmware-b43-installer(require a connection to the internet)
firmware-b43legacy-installer(require a connection to the internet)
デバイスを使用しません

使わない選択は無いので、3つのうちのいずれかを選択。推奨のbcmwl-kernel-sourceで動く人の報告もある。しかし、私は動かなかったので、firmware-b43かfirmware-b43legacyどちらかを使う。https://wireless.wiki.kernel.org/en/users/drivers/b43 を見るとわかるのだが、4306はrevをチェックしないと正確にはどちらを使ったらいいかわからない。lspciでどちらのrevか調査する。

lspci -n | grep 14e4 とか、
lspci -d 14e4:* とか、
lspci | grep Broadcom でもOK。

うちの今使っているやつはrev3だったのでfirmware-b43-installerの方を使う。入れて再起動で普通に使えるようになる。

無線LAN補足

実は全く同じWLI-CB-G54をもう一枚持っていて、最初はそちらを使おうとした。rev2だったのでfirmware-b43legacy-installerを入れて起動はした。しかし、全然通信が安定しない。もちろんbcmwl-kernel-sourceやfirmware-b43-installerでは動かない。なので現在使用中のもう一枚(rev3)を試した。rev3のカードはfirmware-b43の元で非常に安定して動作中である。rev2の方はwindowsだとちゃんと動くのでやはりドライバとの相性なのだろうか。

無線LAN更に補足

4306 rev2だろうとrev3だろうと、推奨のbcmwl-kernel-sourceだと動かない。更に悪いことに一度これを入れるとメニュー→システム管理→ドライバマネージャー立ち上げてもリストが出てこなくなる。bcmwl-kernel-sourceを消すには、synapticでbcmwl検索してアンインストールして立ち上げ直しする。
なんでうまくいかなかったのか、今考えると、

# rmmod b43
# rmmod ssb
# modprobe wl

これやらないで再起動しただけだからなのかな。https://wiki.archlinux.org/index.php/broadcom_wireless をよみつつ考えるが再トライの気力がない。firmware-b43で動いているので。

ディスプレイvesa編

インストール後ふつーに1024x768ができていればなんもしなかったが、そのままでは解像度が640x480になってしまい、しかもディスプレイの設定で変更できないという状態になっている。xrandr --newmodeも使えない。

とりあえずlspciでSISのチップセットを使っていることを確認。

01:00.0 VGA compatible controller [0300]: Silicon Integrated Systems [SiS] 661/741/760 PCI/AGP or 662/761Gx PCIE VGA Display Adapter [1039:6330] (prog-if 00 [VGA controller])
Subsystem: ASUSTeK Computer Inc. Device [1043:1921]
Flags: 66MHz, medium devsel, IRQ 11
BIST result: 00
Memory at d0000000 (32-bit, prefetchable) [size=128M]
Memory at df6e0000 (32-bit, non-prefetchable) [size=128K]
I/O ports at bc00 [size=128]
Expansion ROM at <unassigned> [disabled]
Capabilities: <access denied>

で検索するとvesa使えって書いてあるのでとりあえず以下のようにして対処。

%sudo Xorg :2 -configure

でxorg.conf.new作成

cvt 1024 768

で出てきたデータを、Section "Monitor"の中にmodeline "1024x768_60.00"として埋め込む。HorizSync VertRefreshもそれらしく埋め込み。
Section DeviceのDriver "vesa"確認。Section Screenのsubsection Display のDepth 24の下にModes "1024x768_60.00"埋め込み。
これで1024x768はおけ。

ディスプレイsis編

このコンピュータのディスプレイデバイスは結局SiSの315/330シリーズである。xserver-xorg-video-sisがあるので入れてみることにする。きっとcpuに優しいんだろう。問題はこれを入れるためには新しいxserver-xorg-coreを入れる必要があり、xserverの古いやつは全部消される。まぁ、上等だよ。いざというときのvesaぐらいだけあればいいだろ。

sudo apt-get install xserver-xorg-core xserver-xorg-video-sis xserver-xorg-video-sisusb xserver-xorg-video-vesa libgl1-mesa-dri xserver-xorg

最初xserver-xorgをinstallしなかったので焦りの事態になった。

/etc/X11/xorg.confのdriverのところをsisに変えて再起動すると、ステータスアイコンが黒かったりする。治すにはSection Deviceで適切なoptionが必要。Option "ShadowFB"が重要だった。
うちで採用したのは、結局

       Identifier  "Card0"
       Driver      "sis"
       BusID       "PCI:1:0:0"
       Option     "UseFBDev" "true"            # [<bool>]
       Option     "EnableSisCtrl" "yes"                # [<bool>]
       Option     "ForceCRT1Type" "LCD"
       Option     "ForceCRT2Type" "NONE"
       Option     "UseSSE" "yes"
       Option "DPMS"
       Option "ShadowFB"        #important for status icon
       Option "RenderAcceleration" "true"
       Option "backingstore" "true"

である。加えて、

Section "Module"
       Load  "glx"
       Load  "dbe"
       Load  "i2c"
       Load  "bitmap"
       Load  "ddc"
       Load  "dri"
       Load  "extmod"
       Load  "freetype"
       Load  "int10"
       Load  "vbe"
EndSection
Section "DRI"
 Mode  0666
EndSection

を足した。