デーモン剣士
グフッ……。
く、くく……、私を倒したからと
いい気に、なるな……。
もうすぐ『魔神レヴィアタン』が
長い眠りから目を覚ます。
その時が、お前ら人間どもの最後だ……!!
アンナ
息絶えたようですね……。
ですが、『魔神レヴィアタン』とは一体……。
ゼンメル
ここにいたか。また物騒な場所にいるものよのぅ。
ここが魔界か初めて来たぞい。
テルマ
申し訳ありません。ゼンメル師がどうしても
魔界に来てみたいというもので……。
ゼンメル
なんじゃと、わしのせいにする気か。
いや、それよりも大変じゃ!
『魔神レヴィアタン』が……。
アンナ
『魔神レヴィアタン』が
目を覚まそうとしているんですよね。
ゼンメル
なんじゃと! なぜそれを知っておる。
我々が魔法都市に残された魔界の観測記録を
調べてやっとわかったというのに……。
シャロン
はい。それはもう何日も徹夜して。
眠いのを我慢してここまでやってきました。
アンナ
い、いえ、これは先ほど戦ったデーモンが
言い残しただけで……。
それで、どういう魔神なのでしょうか。
ゼンメル
な、なんじゃと。
そうか、そうか、おぬしらレヴィアタンも知らんのか。
ならば教えてやらんでもないのぉ。
シャロン
『魔神レヴィアタン』。その別名は、終末の魔神。
この魔神が目を覚ます時
全ての世界が終わる、と伝えられています。
ゼンメル
ああ、わしが、わしが教えてやるはずだったのに……。
しかし、まだ情報はあるぞ……。
テルマ
『魔神レヴィアタン』は神々の手によって
魔界の奥底に封印されていると言われていました。
神々の封印はデーモンには
解くことができないはずですが……。
ゼンメル
そ、それもわしが言いたかったこと……。
アンナ
ということは、魔界の奥底まで行って
『魔神レヴィアタン』の復活を止めないと世界が
滅んじゃうということですか!
ゼンメル
確実とは言えんが、その可能性は高いな。
アンナ
そ、そんな……。
アイギス
臆することはありません。
神器があれば魔界でも力を発揮できます。
そして、魔界の奥底はこの通路の先です。
アンナ
しかし、神器はこのゲートを封印するために……。
シャロン
アンナ様。
そこは私たちにお任せください。
カシス
少し時間をくれれば、結界を張ることができるわ。
神器を使っている間は私たちがなんとかします。
ミトラ
私たちも微力だが協力しよう。
世界が終ってしまったら元も子もないしな。
アンナ
みなさん……ありがとうございます!
では王子、いったん城に戻りましょう。
帝国軍師
どうやら、神器は奪われずに済んだようです。
魔界に持ち去られた時はどうなるかと思いましたが。
神器はあの王子が受け継いだようですね。
敵として戦うとしたら手ごわい相手となって
しまいました。
いざとなったら助けてやるおつもりだったのですか?
……陛下、……陛下!
聞こえていらっしゃいますか?
皇帝
……。
全軍、帝国に帰投する。
帝国兵士
はっ!
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