『メダロット4』より再登場した、蒼き大顎のオオクワガタ型メダロット。
見かけ倒しの紙装甲だった『4』から一転、重厚なフォルムに見合った説明文通りの重量級機体に仕上がっている。 両腕にはビームソードを携え、チャージゲージを一定量溜めることで圧倒的な火力を発揮する。 加えてハイリスクではあるもののデスパレートで火力をさらに引き上げることもでき、一撃の火力は他の追随を許さない。
メダチェンジすると従来通り、射撃特化の構成に変化。 67という破格の機動と、835という装甲を両立するモンスターマシンに変貌する。 最大火力ではチェンジ前に劣るものの、全体的な成功率がアップ。 回避重視の相手にもブレイク・ナパームで打撃を与えられる。
総じて破壊力と防御力に優れる反面機動力は低く、必然的に「耐えつつ殴る」戦法になりがち。 また破壊力を出すのにチャージが不可欠な上、充填・冷却も低いため行動が遅くなるのが大きなネック。 装甲が厚いとはいえ、がむしゃら後の隙を狙われてはひとたまりもない。 そのあたりは僚機やロボトルスタイルでカバーしたい。
また『4』同様、「かくとう」「しゃげき」でスキル枠を2つ潰すのもネック。 相性の良いメダルが限られる上、どちらの形態で戦うのかを重視してスキルレベルを振らないとせっかくの破壊力も中途半端になりかねない。 純正での運用を考えるなら、スキルレベル配分は熟考の必要がある。 どの道純正組みでは、変形しないと威力があまり伸びないので、純正の場合、メダチェンジ前提の射撃機と割り切るのも手。
固有モーション・ギミックも多く、トレーラーでも見せた左腕「ハンガー」の固有モーションに加え、 変形時はドライブAで雷光を纏ったレーザーを放ち、 ドライブB・Cでは地味だが、大顎の根元にある砲門が展開するというギミックがある。 またドライブCのナパームも、火球のような弾丸で攻撃する独特のエフェクトになっている。
更新データ適用に伴うビームソード系全体の弱体化の例に漏れず、本機の両腕も弱体化。 成功は誤差レベルで増えたが、威力は半分以下に、ただでさえ低い充填・冷却は更に下方修正された。 しかし、威力は落ちたとはいえCG100%時の爆発力は未だ健在。 脚部を機動の高いものに差し替えて放つがむしゃらビームソードは、今も破格の威力を持つ。 取り回しの悪くなった両腕とどう付き合うかが課題になるか。
元データの書式(インラインプラグイン)を継承する
過去の更新履歴
〔編集:SideBar〕
〔編集:MenuBar〕