マーサイモランの派生機体。 説明では「セレクト隊向けに調整された」とあるが、 本作ではオレガノ、エリカ以外のセレクト隊員と戦う機会が皆無なため、本機を使う隊員を見ることはない。
改修の方向性はシミタートゥースと同じで、火力の増強に加えて左腕にCF特性が付与されている。 しかし、装甲を削減して原型機よりピーキーになったシミタートゥースとは逆に、 全体的に装甲は上昇しており、脚部に至っては約1.5倍にまで装甲が増加している。 ただ上半身の装甲上昇は微々たるもので、むしろその代償に機動を16も減らされており、 脚部特性も使いにくいウェイレイに差し替わってしまったことを考えると、 改良というよりは「中途半端になってしまった」感は否めない。
シミタートゥースがそうであったように、火力に関しては原型機を大きく上回る。 特に右腕の専用モーション付きのハイパービームは大きな魅力。その細い火線とは対照的に、 当たりさえすれば堅牢な装甲もやすやすと撃ちぬいてくれる。 微々たる差ではあるが、成功22というハイパービーム中最も優れた成功値と、 14というハイパービーム3番手の充填速度を持っているのもポイント。 (最速なのはMC中のアークビートルD。2番手はイリアコフォースだが、 差は1しかなく、実質的にはほぼ同速か) また左腕も成功こそ減ったものの充填40・威力43となかなかの性能で、 削り・CFによる後続の援護などなかなかに使いやすい。
ハイパービーム所持機体の中では総じて扱いやすいが、扱いやすい反動なのか、 ハイパービームの中では威力はワースト1。 プロミネンスと比較すると実に三倍もの威力差があり、 威力が3桁の大台に乗ることも珍しくない他のハイパービームと比べると、 威力が足りずに、パーツをギリギリで壊しきれない局面も多い。 また、こちらもシミタートゥース同様ハイパービームを使うためにチャージのリスクが有る上、 ハイパービームの中ではバランス型とはいえ、それでも扱いづらい 右腕を何かでフォローしてやらないと、せっかくの高威力も生かしてやれない。 機体解説通り、仲間との連携が重要である。 この右腕を「扱いやすい」ととるか「中途半端」ととるかで、評価は変わってくるだろう。
ちなみに、ハイパービームでは唯一着弾時の効果音が「バンッ」という固いものが凹んだような独自のSEになっている。
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