海音寺ジョー/深夜旅行 の変更点

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*読む [#f03dae2f]
> コタヤンが女に振られたというので、みなで海に行こうという事になった。
> コタヤンは釈然としない顔で俺らに向かって「なんでやねん」と言った。
>「オマエのうちひしがれた心を慰めるべく、俺らが一緒に海に行ったる言うてんねん」
> サトウが説得力に満ち溢れた宣言をした。
>「なるほど」
> コタヤンは納得した。コタヤンはあまり人を疑わない。そんなイイやつなのだ。だから女にもてるのだろう。何故振られたかは、コタヤンが言わないので誰も知らない。
> でも俺らは京都府長岡京市に住んでいる。内陸中の内陸だ。今は0時5分。終電はとうに出ている。一番近い海は敦賀浜であるが、車が必要だ。
> ゴリ彦なら車を持ってる、と誰もが口を揃え、ゴリ彦に電話をした。ゴリ彦は眠たいから、と断った。
>「オレ、明日も仕事なんや。朝早いんや。悪いが付き合えんわ」
>「待て、ゴリ。おまえを男と見込んで頼むんや。コタヤンが女にふられたんや。今すぐ、海に行かなならんのや」
> ゴリ彦は男だった。そういう頼まれ方にとことん弱かった。
> ゴリ彦のパジェロに俺たちは乗り込んだ。
> ゴリ彦もいいやつだ。なぜゴリ彦が女に持てぬかさっぱりわからない。
> ゴリ彦のパジェロは月に背を向けて、敦賀へと走り出した。

*ジャンル [#rc85a405]
[[青春]]、[[京都]]、[[夜]]、[[月]]、[[パジェロ]]、[[海]]、[[僕]]
*カテゴリ [#re9c35df]
[[超短編/サ行]]
*この話が含まれたまとめ [#re35e040]
すぐ読める
*選評/感想 [#u8952a13]
*初出/概要 [#q8661458]

*執筆年 [#g0795d74]

*その他 [#v28c3eed]
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