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#contents
*読む [#p436b4e1]
>「これが惑星オバーン...」
>我々はついに人類史上初めて、地球外生命体の惑星に辿り着いた。
>20年前、人類はオバーンからのＳＯＳメールを受信した。
>『環境破壊が進んでいる。オバーンは存亡の秋を迎えている』
>「たかが環境破壊で大袈裟な！」と21世紀初頭の社会問題を持ち出され、苦笑した人類は、初めての宇宙の友を助けるべく立ち上がった。
>オバーンからの要請に従い、緑の環境を整えるためにと我々屈強の若者が選ばれた。
>そして、オバーンに到着した我々は驚愕した。
>女、女、女、女、女、女、女、女、女、女、女、女。
>老若はあれど女ばかりの惑星。それがオバーンであった。
>しかし子供の姿はない。オバーン代表からの説明があった。
>「月ニ一度、卵子ヲ森ニ埋メテオク。トツキトオカデ森ヘ行ク。キット赤子ノ声ガシテ」
>しかし環境破壊が進んだ結果、枯れた森に卵子を埋めても孵らなくなってしまった。まさしくオバーン人類存亡の秋。そして、お察しのとおり、我々はオバーンのアダムたちと呼ばれるようになり、もはや地球へ帰ることも叶わず、オバーンの未来に日夜貢献しているのである。
*ジャンル [#qd9927c3]
[[SF]]、[[ギャグ]]、[[生命]]、[[数字]]、[[女]]
*カテゴリ [#b282589e]
[[超短編/サ行]]
*この話が含まれたまとめ [#nec85fcd]
すぐ読める
*選評／感想 [#g6ec0b00]
*初出／概要 [#m8fca221]
超短篇・500文字の心臓 / 第22回競作「[[性の起源>超短編/サ行#pd3f7e9e]]」 / 参加作
*執筆年 [#bd5d935b]
[[2002年]]
*その他 [#s98de5c9]
#counter
