#topicpath
#contents
*読む [#pf4a210b]
>彼と私は、意思を疎通することができない。なにせ、私と彼の持つ器官がまるで異なる。だからとて、不都合もない。彼も私も、伝達を図ることがない。私は彼の形が分からない。全くが分からない。ゆえに、彼が私の輪郭を認知しているかも明らかでない。理解できることは、何ひとつない。
>&br;
>私と彼は、個別である。
>断絶がある。
>&br;
>だのに、私は彼の存在を感じている。
>互いの一部が接触することができたなら、もしかして私たちの宇宙は光よりも速く膨らんでいく。
*ジャンル [#xaa144fe]
[[SF]]、[[物理]]、[[認知]]、[[孤独]]、[[相似]]、[[彼]]、[[わたし]]
*カテゴリ [#v1f63bb5]
[[超短編/カ行]]
*この話が含まれたまとめ [#n1d6b63d]
すぐ読める
*評価/感想 [#tca187c2]
*初出/概要 [#hd7d31ea]
超短篇・500文字の心臓 / 第173回競作「[[共通点>超短編/カ行#z594b402]]」 / 参加作
*執筆年 [#v4d21297]
[[2019年]]
*その他 [#jac6d49d]
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