空虹桜/野音のステージ反対の大噴水周辺でおばさんとワンコが散歩する話
Last-modified: Mon, 09 Feb 2026 00:10:48 JST (1d)
読む 
夜のこの辺は、存外暗いのです。遠くでテニスをする人たちや、ビルや、ホテルの灯りがあるのだけれど、ライトアップもしてないこの時期のこの辺は、兎も角暗いのです。僕はそれが好きです。
ご主人様は、月に何度かこうやって夜の大きな公園に来ます。暗いのが良いと言います。僕も良いです。ワクワクします。だから余計に、ご主人様は夜の散歩を、広くて大きな公園にします。
時々、車のクラクションが聞こえます。歓声が聞こえます。楽器の大きな音と歌声が聞こえます。この公園は、広くて大きくて音に溢れています。
あの日の夜もそうでした。もちろん、僕は人間がなにを言っているのかわかりませんから、意味は理解していません。そもそも人間はよくわからない音を発しすぎです。素直に発声すればいいのです。
突然上がった大きな歓声に、高い木の上にいた鳥たちが、慌てて巣を飛びたつくらいに。夜散歩生活第一位はあの時でした。
※初稿につき、最終稿はこちら
。
ジャンル 
日比谷公園大音楽堂?、夜、散歩、月、犬、クラクション?、テニス?、スチャダラパー?、小沢健二?、今夜はブギーバック?
カテゴリ 
この話が含まれたまとめ 
すぐ読める、野音のステージ向かって左にある高い木の上に営巣した鳥とかの話
評価/感想 
初出/概要 
書き下ろし
執筆年 
2024年?
その他 
Counter: 83,
today: 1,
yesterday: 1