服装 のバックアップ(No.1)


国際水泳連盟では一般規則(GR)第5条と細則(BL)で以下のとおり規定している。

   全ての競技者が着用する服装(水着、帽子、ゴーグル)は、公序良俗に反せず、個人スポーツの規則に適合するものであって、許可された以外のいかなるシンボルもつけてはならない。
       補足:商標については、その面積の合計が1商品において16 平方センチメートル以下とするよう別途具体的な定めがある。
   いかなる水着も非透過でなければならない。
   競技会では、競技者はワンピースもしくはツーピースの水着を1枚着用できる。(キャップは2枚着用できる。)
   男子はヘソからヒザまで、女子は首を覆ったり肩を超えずヒザまでの線維材料のもの(FINA水着承認要件に従って承認されたもの)を着用しなければならない。アームバンドやリストバンドは水着のパーツとみなさない。
   競技役員は、規則に適合しない水着等を着用している競技者を除外する権限を持つ(通常は招集所で招集員により水着に国際水連の承認済バーコードが入っているかチェックが行われる)。
   競技会で使用される新たなデザイン・設計・材料の水着は、製造業者が事前に国際水連(FINA)に提出し承認を得なければならない。
   水着の製造業者は、許可を得た新たな水着が、特定の競技者のためのものであってはならないことを理解しなければならない。
       補足:オリンピックや世界選手権で着用できる水着については、参加するすべての選手に満遍なく行き渡るようにする製造体制が取られていることが、許可の条件となっている。このため、各メーカーでは、最新式の水着を出す場合には、まず代表クラスにのみ供給し、徐々に販売する選手のレベルを下げて行くようにしており、物によっては発表から1年たってようやくエンドユーザー向けに発売したり、一般向けには一切発売しないということもある。