#topicpath
#contents
*読む [#x5c65cb1]
>「目覚ましはやめた方がいい」
>「何で？」
>「止めて二度寝して寝過ごす」
>「それは君では？」
>「んんーでも必要ないよね？」
>「…そうね」
> 目覚まし時計は小鳥に姿を変えて飛び去った。
>「え？何今の？…ギミック？」
>「昨今の流行り。変化形はランダムで今回は小鳥」
>「そういうの疎くて…そう、小鳥なの」
>「別のモノだった？」
>「近い…かな」
> そのあたり同じで無いのは仕方がない。
>「…起きれないとどうなるのかな？」
>「ありえない…と思う」
>「だよね」
> 会話が途切れると緩やかな旋律が室内を満たした。暫くそれに浸っているのもいいなと思っていたら転調。
>「時間…ね」
>「いい頃合かも」
> 各々の個室に続くドアを開けて一歩踏み出す。
>「おやすみ」
>「Gute Nacht!」
> 共有エリアを出ると言葉は分かたれ奥に進むとドアは消滅した。ここはただただ白い。イメージの問題なのでちょっと変えてみたかったけど時間切れ。「ready 」を示す色の点滅が急かしている。
>「あーわかった、わかった」声を出してみた。勿論、誰も応えない。「応えたら怖いな」聞いていた通り独り言が増える。ちょっとハイ？「しゃーないか」まあね。「…では行き…」いや「Good night」
*ジャンル [#k608a51f]
[[SF]]、[[会話劇]]、[[挨拶]]、[[ドア]]、[[孤独]]、[[君]]
[[SF]]、[[会話劇]]、[[挨拶]]、[[扉]]、[[孤独]]、[[君]]
*カテゴリ [#s55e9387]
[[超短編/ナ行]]
*この話が含まれたまとめ [#p84b69fa]
すぐ読める
*評価／感想 [#k30b609a]
*初出／概要 [#lc6c43b2]
超短篇・500文字の心臓 / 第184回競作「[[眠りすぎないように>超短編/ナ行#p01ea835]]」 / 参加作
*執筆年 [#ga6ea128]
[[2021年]]
*その他 [#waf29064]
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