空虹桜/野音のステージ向かって左にある高い木の下で初めてライヴを見た話 の変更点

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*読む [#f3f99307]

>『GO ACTION!』
> 大きな声は、叫びというより引き鉄で、周りにいた大人たちは、大きな声の前に鳴ったイントロの一拍目から、その声を待ち受けていた。
> 僕の一番古い記憶。僕の走馬燈は、このシーンではじまって、このシーンで終わる。たぶん。きっと。
> 覚えていない、産まれた時の肺に空気が満ちた苦しさなんかと比べたら、よっちゃんの声の方が何倍も衝撃的で、いかにも僕らしい走馬燈だ。
> 残念ながら、僕に音楽の才能は無かった。残念ながら。けれど、もしくは、だからこそ、毎年両親が連れて行ってくれる、両親の離婚後は母が。そして、成人後は僕が母と時々のパートナーを連れだって行く野音は、年に一度、音楽との貴重な接点だった。
>&br;
> 過去形じゃない。今もなお。
>&br;
> もう、あの時の野音はないし、あの時のエゴもいないし、僕はもうすぐ死ぬ。もうとっくに、走馬燈のBGMたるよっちゃんの歌声が僕には聞こえている。
> でも、あとちょっとだけやることが残ってるんだ。だから、
>『GO ACTION!』

※初稿につき、最終稿は後日公開予定。
*ジャンル [#b042704f]
[[日比谷公園大音楽堂]]、[[EGO-WRAPPIN']]、[[音楽]]、[[生命]]、[[才能]]、[[走馬灯]]、[[叫び]]、[[僕]]
*カテゴリ [#r03ce398]
[[超短編/ヤ行]]
*この話が含まれたまとめ [#ffdbe533]
すぐ読める、[[野音のステージ向かって左にある高い木の上に営巣した鳥とかの話]]
*評価/感想 [#c98ba3ea]

*初出/概要 [#sbc4d273]
書き下ろし
*執筆年 [#zc3d5fbb]
[[2024年]]
*その他 [#v0aef3c8]

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