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*読む [#b97c77c9]
> うっせぇなぁと。正直思う。こっちは頭悪い議員様のために、無駄な資料を作らされてるのだ。土曜の夜になっても目処が立たない。もしかしたら、嫉妬かもしんないけど、だからって、あの五月蠅さが肯定されるわけじゃない。
> クラクションに被さって、オッサンの声が聞こえてくる。
>&br;
>傷つけあって うたは自由をめざす
>手を取りあって うたは自由をめざす
>&br;
> なんだよそれ。自由なんて、この世にねぇよ。とやさぐれたことを口にしたくなる。自覚はある。こんな大人になるつもりはなかったのに、こんな大人になってる。悔しいなぁ。なりたいもんなんて無かったけど、土曜も日曜も環境のことを考えている。嘘は吐いてない。なにせここは環境省だ。何処ぞのNGOや活動家よりよっぽど本気で考えてる。
> なのに、このやりきれなさはなんだ?
>&br;
>こんがらがって うたは自由をめざす
>とっちらかって うたは自由をめざす
>&br;
>「ああ!」
> 目端で誰もいないことを確認してから、全力で叫ぶ。もう駄目だ。ビール呑んで帰ろう。
※初稿につき、最終稿は後日公開予定。
*ジャンル [#v82951a8]
[[日比谷公園大音楽堂]]、[[仕事]]、[[公務員]]、[[環境]]、[[NGO]]、[[叫ぶ]]、[[ビール]]、[[オッサン]]、[[夜]]、[[ソウル・フラワー・ユニオン]]
*カテゴリ [#y01043ae]
[[超短編/ヤ行]]
*この話が含まれたまとめ [#rc33b373]
すぐ読める、[[野音のステージ向かって左にある高い木の上に営巣した鳥とかの話]]
*評価/感想 [#ieba9862]
*初出/概要 [#u8678c32]
書き下ろし
*執筆年 [#xa512773]
[[2024年]]
*その他 [#s9c4634c]
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