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#contents
*読む [#de63b6db]
> AIに物語が紡げないと宣う大人にはなりたくなかった。現実、誰かのコピー&ペーストでしかない物語が跳梁跋扈している世の中で、AI作が並んでいても気付かないのだから、感性なんて高が知れている。
> けれど、自分の書いた物語を学習させたAIに物語を出力させてみたら、まんまと自分が書いたような物語が出力されたので、嗚呼、テクノロジーは複製したがるのだな。と、考える。模倣は学習の基本でもある。AIなのだから尚更か。
> そうして団栗の背比べ程度の物語を並べていたら、ふと我に返る。自分程度の物語しか量産できないAIになんの価値があるのだろう?
> もちろん、学習させたデータの問題ではあるのだけど、ならば必然、自分の物語に価値が無いのと同義と導かれる。
> 無能。
> その直裁な語で憂鬱になる。どうして物語なんか書いているのか?と自虐し、しばらくして、もしかしたら「自分が書いたような物語」と気付ける程度には、自分は他人と違うのかもしれないと慰める。
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※初稿につき、最終稿は後日公開予定。
*ジャンル [#n2acda95]
[[空間的アイデンティティ]]、[[AI]]、[[物語]]、[[直截]]、[[学習]]、[[団栗の背比べ]]、[[自分]]
*カテゴリ [#ua9b2e40]
[[超短編/サ行]]
*この話が含まれたまとめ [#c04e96ca]
すぐ読める、[[エスノグラフ・パンク]]
*評価/感想 [#i7ed65a9]
*初出/概要 [#a438dbda]
書き下ろし
*執筆年 [#p80205d8]
[[2025年]]
*その他 [#u5d49986]
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