よもぎ/踊る の変更点

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*読む [#d829f188]

>赤い靴をはいた娘は踊っていた。
>踊ってばかりいたその報いに、赤い靴は脱げなくなり、
>娘は食べることも眠ることもなく、踊り続けていた。
>不思議と娘は倒れることも死ぬこともなく、
>恍惚とした笑顔でただ町中を踊り回った。
>踊る娘を初めは気味悪く思っていた町の人々も、
>いつしか『蝶々が飛んできた』という程度に見慣れてしまった。
>怖れのない目で見れば、娘の踊りのなんと素晴らしいことか。
>時に力強くしなやかで、時に軽やかで愛らしい。
>踊る娘は、けしてつまづいたり、転んだりしなかったけれども、
>やはり危なかろうということで、娘のためにガラスの円形劇場がつくられた。
>娘はガラスの舞台で踊りつづけ、踊る娘は町の名物となった。
>町には遠くからも見物客が訪れ、『踊る娘の町』として大変に栄えた。
>しかし、報いは報いだったのである。
>娘は死ななかったが、確かに年老いていた。
>娘がフケていくのにつれて、町はどんどん寂れていった。
>やがて、町は廃虚となり、
>赤い靴をはいた老婆だけが今日も踊っている。

*ジャンル [#q1a2db42]
[[赤]]、[[ダンス]]、[[靴]]、[[娘]]、[[街]]、[[老い]]
*カテゴリ [#y7b7c745]
[[超短編/ア行]]
*この話が含まれたまとめ [#ib7591bd]

*選評/感想 [#ka9fa7fe]

*初出/概要 [#k46b2c67]
超短篇・500文字の心臓 / 第19回競作「[[踊る>超短編/ア行#kdc40361]]」 / 参加作
*執筆年 [#u18e1337]
[[2002年]]
*その他 [#qbe1bcd5]
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