#topicpath
#contents
*読む [#k56a37cd]
>とある飲み会にて。『石焼きカルビ』なるものを頼んだ。ほどなく店員が直径20cmほどの平らな石をお盆に載せて運んできた。店員は素手でそれをテーブルに置いた。（おいおい、その石ぜんぜん焼けてないじゃないか）と胸の内でつぶやく間に、店員はその石に『熱い』と書かれたお札を貼った。その場にいた全員が「熱い」と思ったとたん、石はジュワジュワと熱を発しはじめた。「こちらで肉を焼いてお召し上がりください。焼き過ぎないのがコツです」と店員は立ち去った。石から充分な熱気が伝わってくる。俺は誘惑にかられてお札をはがした。すると石は瞬時に熱を失った。
*ジャンル [#j82dd56d]
[[一行作品]]、[[怪談]]、[[ご飯]]、[[石]]、[[熱い]]、[[お札]]、[[俺]]
*カテゴリ [#b5977fac]
[[超短編/ア行]]
*この話が含まれたまとめ [#c09bd341]
すぐ読める
*評価／感想 [#pc4e40b0]
*初出／概要 [#ka91525d]
超短篇・500文字の心臓 / 第135回競作「[[熱くない>超短編/ア行#xeed9ef6]]」 / 参加作
*執筆年 [#geb41019]
[[2014年]]
*その他 [#icee6925]
#counter
