よもぎ/気がつけば三桁 の変更点

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#contents
*読む [#u5ef3f29]

>夕焼けに誘われて、4歳になる娘のミヤと公園に散歩にでかけた。
>一番星みーつけた。二番星みーつけた。
>「すごいなぁ、ミヤはもう10まで数えられるんだね」
>「もっともっとかぞえれるよ」
>娘は歩きながら数をかぞえた。
>23、24、25・・・
>秋の日暮れは早い。あたりはどんどん薄暗くなってきた。
>51、52、53・・・
>そういえば百の怖い話をすると幽霊に会えるとか。
>そう思ったとたんゾクッと背が震えた。
>78、79、80・・・
>なにかいる。池の葦の茂みに、木立の暗がりに。
>数えるのをやめなさい、そう思ったが声がでない。
>98、99、!
>なにかが襲いかかってくる。
>とっさに娘を抱きかかえると、背にドンと衝撃が走った。
>生臭さと悪寒に包まれた。
>「パパ!100だよ!」
>娘の明るい声に、悪寒がうそのように消えた。

*ジャンル [#y85a5985]
[[怪談]]、[[秋]]、[[夕方]]、[[公園]]、[[娘]]、[[父]]、[[数字]]
*カテゴリ [#o4f92f76]
[[超短編/カ行]]
*この話が含まれたまとめ [#l18ee6f8]
すぐ読める
*評価/感想 [#w48a91c6]

*初出/概要 [#xe66a9dc]
超短篇・500文字の心臓 / 第100回競作「[[気がつけば三桁>超短編/カ行#jf19e579]]」 / 参加作
*執筆年 [#fa3e2a63]
[[2010年]]
*その他 [#l28e91ba]

[[超短編朗読会「てんとう虫の呪文Podcast」Season4>https://podcasters.spotify.com/pod/show/spell-of-ladybird/episodes/Season4-Ep-6-e2htths]]
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