よもぎ/お城でゆでたまご2 の変更点

Top > よもぎ > お城でゆでたまご2

#topicpath
#contents

*読む [#ae27faae]

>お城でゆでたまごが禁止になったのにはわけがある。
>庭の梅の木にうぐいすが一羽おったげな。
>それを見た奥方様がうぐいすの糞をご所望になった。
>うぐいすの糞は女の肌を白くするのじゃそうな。
>さっそく腰元が糞を取りにつぼを持って庭にでたが、
>うぐいすめ、なかなかうまいこと糞を落とさぬ。
>困った腰元はこっそり鶏小屋へ行き、糞をすくって
>つぼにいれておいたと。知らぬということは恐ろしい。
>美しくなりたい一心で、奥方様はそれを顔に塗っておった。
>夜、殿が奥方様を抱き寄せるとなにやら鶏くさい。
>わけを訊ねるとうぐいすの糞だという。奥方様は
>「ゆで卵のようにつるりと白くなりたいのでございます」
>とさめざめ泣いた。お優しい殿は、
>「わしは生たまごのほうが好きじゃ」と慰めた。
>それで殿が禁止になさったんだとさ。とってんこう。
<

*ジャンル [#g0bc6f7c]
[[卵]]、[[糞]]、[[鳥]]、[[殿]]、[[奥方]]、[[とってんこう]]、[[オノマトペ]]、[[儂]]

[[卵]]、[[糞]]、[[鳥]]、[[殿]]、[[奥方]]、[[とってんこう]]、[[オノマトペ]]

*カテゴリ [#cd5b57f8]

[[超短編/ア行]]

*この話が含まれたまとめ [#aa6db52b]

すぐ読める

*選評/感想 [#w35d89b8]

*初出/概要 [#ydad8d88]

超短篇・500文字の心臓 / 第25回競作「[[お城でゆでたまご>超短編/ア行#qbf8c360]]」 / 参加作

*執筆年 [#e13d29e7]

[[2003年]]

*その他 [#b49ab251]
#counter