まつじ/象を捨てる11 の変更点

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#contents
*読む [#qdfe6ea5]

> 父さんはいつだって言うことが唐突だ。
>「おれはもう鼻は使わないし、水浴びもしない、草も食わずに肉を食うぞ、肉を」
> なんて言いだしたからぼくもふざけて言い返してやった。
>「なんだいそりゃあ、どうせ使わないなら鼻なんかちょん切っちゃえばいいじゃない」
> すると父さんは
>「うむ、そうだな、それもいいかもしれん、ぶらぶら邪魔くせえ。耳もでかくてパタパタうるさいし、大体にして体がでかすぎるんだ、もっとコンパクトになりたいねコンパクトに」
> だって。呆れるね。
> こんなだから母さんが出てってしまうのだ。
>「父さん、それはもう象じゃないですよ」
>「うむ、おれは象をやめる」
> 付き合ってられないね、と思ってぼくは眠ってしまったのだが、それ以来父さんの姿を見ていない。

*ジャンル [#acb3db00]
[[コメディ]]、[[ファンタジー]]、[[鼻]]、[[父]]、[[母]]、[[俺]]、[[僕]]
[[コメディ]]、[[ファンタジー]]、[[象]]、[[鼻]]、[[父]]、[[母]]、[[俺]]、[[僕]]
*カテゴリ [#k00f57a3]
[[超短編/サ行]]
*この話が含まれたまとめ [#h6ea2202]
すぐ読める
*評価/感想 [#t4c2881a]

*初出/概要 [#b651eb1d]
超短篇・500文字の心臓 / 第42回競作「[[象を捨てる>超短編/サ行#p79919dc]]」 / 参加作
*執筆年 [#gc283c20]
[[2004年]]
*その他 [#keedeaf6]
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