胡乱舎猫支店/永遠の舞 のバックアップ(No.1)


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夜の帳が下りると女たちが水底で騒ぐので一差し。

絡みつく視線をかわしながら水際を漂うと花が降り始める。

殆ど白だが遠近に色も散らして水面を埋めて行く。

あの花にだけいつも伸びる何故か見覚えのある指と爪の容。

つい触れてしまいそうになる…でもやめておこう。

さして造作も無い生業だけれどあれ以来これで凌いでいる。

ジャンル Edit

怪談

カテゴリ Edit

超短編/ア行

この話が含まれたまとめ Edit

評価/感想 Edit

初出/概要 Edit

超短篇・500文字心臓 / 第145回競作「永遠の舞」 / 参加作

執筆年 Edit

2016年?

その他 Edit

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