よもぎ/青い鳥 のバックアップ差分(No.1)


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*読む [#i8c4bf43]

>僕は青い鳥を手にいれた。毎日毎日朝から晩までさえずり続ける青い鳥。そのさえずりを聞いていると僕はなんだか楽しくなる。ぽつりと独り言をつぶやくと返事をするように青い鳥がさえずる。僕は友達ができたような気持ちになった。ひとりぽっちじゃなくなった気がした。けれどもある時、青い鳥がすごく嫌な声で鳴いた。悪意を感じる嫌な声。それぎりもう青い鳥に話しかけるのが怖くなってしまった。とうとう僕は青い鳥を捨てた。僕はまたひとりぽっち。けれどもどうにもいたたまれなくて、窓を開けた。待ち構えていたようになだれ込む大群。悲鳴のような青いさえずり。部屋を埋め尽くす青い鳥。ついばまれて少しづつ骨になっていく僕。

*ジャンル [#oedc7f6f]
[[一行作品]]、[[青]]、[[鳥]]、[[孤独]]、[[アイロニィ]]、[[僕]]
*カテゴリ [#ydd1932e]
[[超短編/ア行]]
*この話が含まれたまとめ [#ib20933c]
すぐ読める
*評価/感想 [#sf46973b]

*初出/概要 [#yc545616]
超短篇・500文字の心臓 / 第123回競作「[[青い鳥>超短編/ア行#z6863aa7]]」 / 参加作
*執筆年 [#g769ab85]
[[2013年]]
*その他 [#i00f4b88]

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