よもぎ/ひつじの春 のバックアップ差分(No.1)


  • 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
#topicpath
#contents
*読む [#q24632d4]

>除夜の鐘を数えていたら、ひつじがごぉんと夢枕に飛んだ。ごぉんごぉんとひつじは群れて108匹のひつじは1かせの毛糸だまになった。それがみるみる東の空へ、あたりを朱に染め初日の出。ご来光に手を合わせ今年もひつじでありますようにと願う。すると、めえと一声あげておひさまはパカリと割れた。中からは「謹賀新年」の垂れ幕と金銀あかねのぼたん雪。手の平にふわりのひとひらが「まちびとひつじ」と告げたので、手紙結びにして食べた。春になったら会えるよね。ひつじはもうすぐそこ。

*ジャンル [#k0ee99b8]
[[一行作品]]、[[正月]]、[[羊]]、[[数字]]、[[オノマトペ]]、[[コメディ]]
*カテゴリ [#xb0557ee]
[[超短編/ハ行]]
*この話が含まれたまとめ [#u66a765a]
すぐ読める
*評価/感想 [#re1ebf26]

*初出/概要 [#u7a1c5eb]
超短篇・500文字の心臓 / 第1回自由題 参加作
*執筆年 [#p05c85c8]
[[2003年]]
*その他 [#laa91eaf]
#counter