よもぎ/魚と眠る のバックアップ(No.1)
- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- 現在との差分 - Visual を表示
- ソース を表示
- よもぎ/魚と眠る へ行く。
- 1 (2021-08-22 (日) 23:30:45)
- 2 (2021-08-25 (水) 23:36:41)
読む 
ミルク色の夜明けに見えて来るのは曲がりくねった迷い道。僕は薄明かりの中をチョウチンアンコウと一緒に歩いている。一足歩くごとに足がシクシク痛むので、靴を脱いで振ってみたけど出て来るのはサラサラと消えていく想い出だけ。アンコウが口をひん曲げて笑うから、僕は首輪をグイと引いてまた歩き出す。アンコウはのんきにスキャットなんか口ずさんでるけれど、それがまた似合いすぎてて切ない。なんかもう起きなくちゃと思って、ほっぺたをつねるけど痛くない。仕方ないからアンコウにキスをしたら、アンコウの夢と同化して吸収されるなんてどうかしてる。
ジャンル 
カテゴリ 
この話が含まれたまとめ 
評価/感想 
初出/概要 
超短篇・500文字の心臓 / 第162回競作「魚と眠る」 / 参加作
執筆年 
2018年?
その他 
Counter: 541,
today: 1,
yesterday: 0