翔びたつ蝶を捕まえに/タカスギシンタロ

Last-modified: Sun, 01 May 2022 23:50:27 JST (719d)
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タカスギシンタロ

Q1:どれぐらい超短編読んでますか?(期間や作品数等わかる範囲で)

期間は20年以上。作品数は、超短編のイベントがある度投稿作を数十編読んでいるので、年に数百作品でしょうか。コロナの影響でイベントが開催できず、最近はぜんぜん少ないですが……。

Q2:超短編のファーストインプレッション覚えてたら教えてください。

「これだ!」と思いました。「小説」という呪縛から解き放たれたように感じたのです。

Q3:超短編をどんな時に読みますか?たとえば、移動中読むとか、家でまったり読むとか。スマホで読むとかエトセトラ。

ゆったりした気分のときに読みます。移動中とか慌ただしいときにはあまり読む気にならないです。

Q4:超短編読む際に、気をつけていることや気にしてることってありますか?

さらっと流して読まないようにしています。短いだけに密度が高いものが多く、作者が深いところに仕掛けを用意している場合もあるからです。

Q5:超短編読みたい!と思うことってありますか?あったらどんな時ですか?

料理で「作りたい」と「食べたい」が一体なのとちょっと似ていて、自分で書きたいときが、たぶん読みたいときだと感じます。

Q6:超短編読む時、字面や発音って気になりますか?

そこそこ気になります。タイポグラフィを生かせるのも超短編の魅力のひとつだと思いますし、リズムがある作品は読んだときの発音も意識します。

Q7:超短編と他の短い文芸との違いってなんですか?

小説は「描写の文芸」だと思っています。だから理想の小説は延々と続き、終わらないのが究極のありようだと感じます。つまり指向としては0→∞です。一方、超短編物語のかけら、切断された世界の断面の輝きを楽しむものです。だから割って、割って、小さくしてしまう。つまりその指向は∞→0なのだと思います。そこが違いでしょうか。

Q8:超短編読んだ!って思えるのってどういう作品を読んだ時ですか?

地面が急になくなって、あっ、と宙に浮いたような感覚になる作品。

Q9:本間祐「超短編SENGEN」には算数の文章題みたいのが掲載されてますけど、超短編を謳ってはいないけど超短編な感じのするテキストありますか?

七夕の時期、スーパーの笹飾りの短冊になかなか良いものがあります。特に幼児の作品。例:「ゆうまがちょうちょ きいちゃんがぞうに なれますように」

Q10:テキスト以外で、これ超短編では!?と感じたモノ・コトってありますか?

とらやの羊羹「夜の梅」。切り口の小豆を夜の闇に咲く梅に見立てているそうです。となると羊羹本体は夜そのもの。四角く切り取られた「夜」をいただくなんて、まさに超短編。しかもおいしい!

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