☆ホレーショ

Fri, 10 Apr 2015 12:27:22 JST (3316d)
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ホレーショ(・ヴィクトリー)

  • 性別:男
  • 年齢:32歳相当
  • 外見:白金髪/セミロング/濃緑目
  • 略称:班長、ホレーショさん、しょーくん
  • アーティファクト:不明(帆船「HMSヴィクトリー」)
  • 混入霊魂(疑惑):ホレーショ・ネルソン
     
  • 境遇:
    その男は突然セイラスにやってきた。
    境遇も素性も語らない。左手にはシロクマの大きなぬいぐるみ。身長は男性にしてはやや低めで、顔は綺麗ではあったが良く見れば年相応に皺はある。
    拙い口調、たどたどしい喋り方、間延びした単語と単語の繋がり、妙に鈍い反応。喜怒哀楽の表現の仕方やちょっとした感覚のズレ。彼が自称する32歳とは大きく離れて感じられる精神年齢に、周りもあまり彼の過去や本性については「ワケアリ」と判断して探らなかった。
    ただ、ぬいぐるみを抱く腕とは逆の右手は銀と鉄の色に鈍く光り、仰々しい義手が存在する。まだ異形が出現し始めたばかりで対応に追われていた自警団マジェスティの団長チャーリーは、彼の異形に対する戦闘能力の高さに驚いて彼を団員として勧誘した。
    当時まだ事務班と業務班しかなかった団は、ホレーショの入団をきっかけに戦闘班を作り上げ、ここに1班、2班、3班の体制が出来上がったのである。
    それから随分日がたち、今は2班にもメンバーがそろっているが、未だホレーショがその身について語ることはないという。
 
  • 性格:
    子供のような話し方、突然喜んだり突然不機嫌になったりする態度、課と思えば何にも興味を示さないようなマイペースさ。誰もが彼、ホレーショを「わけあって精神退行した不思議ちゃん」として扱っている。しかし誰も彼を馬鹿にする事などがないのは、その戦闘能力か、あるいは垣間見える眼光の鋭さからか。
    実際、彼は普通に年相応の反応と受け答えが勿論可能である。それどころか冷静沈着、極めて賢明な判断を臨機応変迅速に下す事が出来るほどには頭の回転が速く、喋らせれば流暢にいつまでも話し続ける。
    本質的には豪胆で自信家、自分が「是」と決めれば強行的にでもやりとおしそれを無理やり成功させてしまうような強引さと情熱をもつ。
    ただよくも悪くも18世紀の精神なので、「個」と「各々の意思」を大事にする現代的な思考はあまり彼には理解ができず、「理想」や「誇り」を尊重する傾向にある為個々の犠牲を厭わないという一面もある。
 
  • 自覚:
    18世紀、イギリスの戦列艦「HMSヴィクトリー」が彼の正体であり、彼自身もその自覚を持つ。しかし彼にはこの船で戦い亡くなったかの名提督ホレーショ・ネルソンの意思や記憶も混じっており、「HMSヴィクトリーとネルソンの念が一体化したもの」として自身を認識している。ただしネルソンの下りに関しては、この念自身未だ不確定要素であり自分の存在に疑問を抱いている。
    進水が1765年とは解っているが、誕生日を9/29としているのはネルソン由来である。また、ネルソン提督の愛人であるエマ・ハミルトンについて、今でも「僕のビーナス」と呼んで密かに想い続けている。
    尚、HMSヴィクトリーは未だ英国海軍の現役艦であり、ポーツマスのドックに現存している。このことから彼は思念体、いわゆる生霊であり本来エデンであるセイラスには来ることのできなかった念体である。
    彼の目的は誰にも語られていない。
 
  • 武器(スキル):
    ポーラーベアーと呼ばれる人形には多数の武器が入っている。主に銃器と火器であるが、その人形から引きずり出された瞬間に形成し応じて形を変えるので、その中に正確な形の武器が入っているわけではない。ただし、人形は非常に重くそれで何かを殴る事もよくあるため、「あの中には武器が入っている」と一般的に解釈される。
    なおポーラーベアーの人形自体は武器取り出し後変形し一体化する為、上部の絵のように武器がある状態で人形が存在していることはあり得ない事である。
     
    • スキル未定()
    • スキル未定()
 
  • 台詞:
    「えっとねー、これが、こうなるからー。うんー。ああして、ボキッ。ね??」
    「ははっ、いいね、この戦場感。殺すか殺されるか、この感覚が割と好きなんだ僕は。」
    「テメェ…通りでオカしいと思っていたよ。――いい子だから消えようか?」
 

憑依人物「ホレーショ・ネルソン」

18世紀のイギリス海軍提督。幼いころから海軍事業に従事し、20歳を超えたころに既に艦長となっていた。
トラファルガーの海戦においてナポレオンのフランス海軍艦隊を鮮やかに撃破したことで有名だが、彼自身は当海戦においてHMSヴィクトリーの上で銃撃され亡くなった。そのほかにも多大な功績をあげており、イギリスにおける英雄として広く有名である。
正妻がいたが愛人のエマ・ハミルトンとは公認のような仲であり、彼女との間には娘も一人存在している。
少年時代にマスケット銃で白熊に殴りかかったり、見えない右目に望遠鏡を押し当て撤退許可信号を見て見ぬふりをしたりとなかなかにマイペースで豪胆な人物でもあったという。
「HMSヴィクトリー」でるホレーショは自身を船と認識し、ネルソンの霊念については自己疑念を抱いているが、実際にネルソンの憑依霊が混同されている存在である。

帆船「HMSヴィクトリー」

ウィキペディア⇒HMSヴィクトリー
18世紀のイギリスには珍しかった大型の戦列艦。トラファルガーの海戦でホレーショ・ネルソン提督が旗艦として使用し、その戦いで大きな功績をあげておきながら提督自身は死亡した船としても有名である。
現在でも現存する最古の戦列艦として、イギリス海軍が保有する現役軍艦であり、ポーツマスに記念艦として保存されている。
(ただしコンスティチューションと異なりドックに入ったままであり、航行することは厳しいようである)
USSコンスティチューション、戦艦三笠とともに世界三大記念艦の一つ。

詳しくは上記ウィキペディアを参照。
以下ウィキペディア等よりデータ引用。

  • 大きさ:全長69m/全幅15m
  • 門数:104門
  • 兵装:
  • 型式:戦列艦
  • 船速:16.5km/h(9ノット)
  • 建造:1759年7月23日
  • 進水:1765年5月7日
  • 退役:1812年
  • 末路:イギリスポーツマスにて記念艦として展示(現役)
  • 所属国:イギリス
  • 出身地:イングランド南東部ケント州
  • 造船所:チャタム造船所