なぜ数学を学ぶの？

数学全般について、なぜ数学を学ぶのか、考えたことをまとめます。

①数式という言語を理解するため

数式は、世界共通言語として、様々な自然の法則や科学技術を記述するために使われています。

少し専門的なことに取り組もうと思うと、必ず数式に出くわします。

文系の方でも、AIや統計について少し詳しく知りたいと思ったら、数式を読む必要があります。

いざ仕事で必要、となっても大丈夫なように、高校レベルの数学力はぜひ身に着けてください！

②公式を理解し、問題に応じて使いこなす力を身につけるため

大学受験数学で必要な、「公式を理解し、問題に応じて使いこなす」力は、様々な職業で生きてきます。

例えば・・・

弁護士は、法律や判例を理解し、問題に応じて使いこなして、法的なトラブルを解決します。

コンサルタントは、様々な思考のフレームワークを理解し、問題に応じて使いこなして、お客様の悩みを解決します。

営業マンは、様々な商品の特性を理解し、お客様に応じて最適な提案を行い、お客様の悩みを解決します。

エンジニアは、様々な手法の特性を理解し、問題に応じて使いこなして、作りたいものを完成させます。

入試勉強を通して、この「公式を理解し、問題に応じて使いこなす力」を養いましょう！

③論理的に考える力を身につけるため

論理的に考える力は、ビジネスにおいて重要な力です。

論理的な思考力の中には、次のような力があります。

・複雑な物事を分かりやすく分解して考える力

・モレなくダブりなく考える力

・筋道だてて物事を考える力

これらの力は、それぞれ、以下の数学の単元で養うことができます。

・複雑な物事を分かりやすく分解して考える力

式の展開・因数分解・平方完成などの式変形によって、見やすい形に式を整理する

難しい大学入試数学の問題を、簡単な問題に分解して解く

・モレなくダブりなく考える力

場合の数・確率

二次関数などの場合分け

集合の問題

・筋道立てて物事を考える力

図形などの証明問題

数学の問題の解答の書き方

せっかく数学を学ぶのですから、一緒に論理的な思考力まで身に着けましょう！

④抽象的な概念を把握する力を身につけるため

数学では、「実数」「微分」「ベクトル」などの、様々な抽象的な概念が登場します。

これらの抽象的な概念を把握する力を身に着けると、

皆さんの専門分野で抽象的な専門用語を学ぶ際の助けになります。

数学が苦手な人の多くは、実は、概念を把握するのが苦手なだけかもしれません。

AI時代に生き残るためにも、抽象的な概念を把握する力を身に着けましょう！