夜の帳が下りると女たちが水底で騒ぐので一差し。絡みつく視線をかわしながら水際を漂うと花が降り始める。殆ど白だが遠近に色も散らして水面を埋めて行く。あの花にだけいつも伸びる何故か見覚えのある指と爪の容。つい触れてしまいそうになる…でもやめておこう。さして造作も無い生業だけれどあれ以来これで凌いでいる。
夜の帳が下りると女たちが水底で騒ぐので一差し。
絡みつく視線をかわしながら水際を漂うと花が降り始める。
殆ど白だが遠近に色も散らして水面を埋めて行く。
あの花にだけいつも伸びる何故か見覚えのある指と爪の容。
つい触れてしまいそうになる…でもやめておこう。
さして造作も無い生業だけれどあれ以来これで凌いでいる。
怪談、夜、女、水、体
超短編/ア行
すぐ読める
超短篇・500文字の心臓 / 第145回競作「永遠の舞」 / 参加作
2016年
超短編朗読会「てんとう虫の呪文Podcast」Season3
元データの書式(インラインプラグイン)を継承する
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