爆心地には、もともと学校があったらしい。蒸発して跡形もないが。 すり鉢のような抉れの中心に、半透明の生物が集まってくる。 かつて地を這う生き物であった彼らは生き延び、新たな知性を求め長寿の者から教えを乞おうとしていた。 凝灰岩の出っ張りを教壇代わりに、古老は全員に挨拶をした。「さあ、今日の授業を始めるでガス」
爆心地には、もともと学校があったらしい。蒸発して跡形もないが。
すり鉢のような抉れの中心に、半透明の生物が集まってくる。
かつて地を這う生き物であった彼らは生き延び、新たな知性を求め長寿の者から教えを乞おうとしていた。
凝灰岩の出っ張りを教壇代わりに、古老は全員に挨拶をした。
「さあ、今日の授業を始めるでガス」
ギャグ、SF、生命、地学
超短編/カ行
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超短篇・500文字の心臓 / 第147回競作「気体状の学校」 / 参加作
2016年
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