3個388円のツナ缶を残して君は出ていっちゃった。僕は缶を開ける。君が教えてくれたツナ入り玉子焼きをチョチョイと作った。なんだよ。君が作らなくても、うまいし。次の朝。僕は缶を開ける。君が作ってくれてたツナトーストをチャチャッと作った。なんだよ。一人分じゃ、具がてんこ盛りすぎんだよ。3日目の夜。この缶を開ける音を聞きつけて君がまっしぐらに帰ってくるかも、って思っちゃったから、もうこの缶は開けられない。
3個388円のツナ缶を残して君は出ていっちゃった。
僕は缶を開ける。君が教えてくれたツナ入り玉子焼きをチョチョイと作った。なんだよ。君が作らなくても、うまいし。
次の朝。僕は缶を開ける。君が作ってくれてたツナトーストをチャチャッと作った。なんだよ。一人分じゃ、具がてんこ盛りすぎんだよ。
3日目の夜。
この缶を開ける音を聞きつけて君がまっしぐらに帰ってくるかも、って思っちゃったから、もうこの缶は開けられない。
愛、ご飯、未練、缶、数字、君、僕
超短編/タ行
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超短篇・500文字の心臓 / 第167回競作「ツナ缶」 / 参加作
2019年
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「爬」ってう字は、手書きだと凄いバランス取りにくい。
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