右から左に通り過ぎる風に長い腕を晒すと音もたてずに細かい粒になり吹き崩れて遠くへ消えていった。雲のない空の下、果てしなく広がる砂の丘、あの小さな波の模様に私はなるのだろう。体が完全に砂に消えてしまうほんの少し前、残った左目が向こうの丘で溶けるように崩れていく人影を見た。
一行作品、砂漠/沙漠/荒野、左、体、リアル、わたし
超短編/ナ行
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超短篇・500文字の心臓 / 第15回自由題 掲載作
2004年
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