「クレイジー・リッチ・エイジアンズ」がゴールデングローブ取ったのが何年前?あの頃、世界的に素っ頓狂だったガチの金持ちは、今じゃすっかりクレイジーを超越してしまい、おかげでわたしも立派にベビーシッタービジネスが成立している。
富のトリクルダウンみたいなものは、日本の総中流みたいなしみったれた世界では成り立たず、クレイジーが当然の世の中じゃないと駄目なのだ。そう、階層社会のがお金は回る。資本主義で理想論が巧く回らない本質はここにある。
とかなんとか言って、日本じゃ海外企業の社長さんの顔をしながら、わたしも現場に出るのです。階層社会は口コミ社会と同義語で、評判が金を呼ぶし、さらなる海外展開も考えている。
階層を必要としている。
わたしの階層で引っ張れる金は限度が近づいてるから、階層差を見つけて金を引き込まねばならない。位置エネルギーを運動エネルギーに変換するのだ。トンデモ。
同様に、わたしはクレイジーになる必要がある。クレイジーじゃなきゃ金は循環しない。水と空気と金は1カ所に留めず、流転させねばならない。
そんなわけで、わたしはあなたと面談をしているの。わかる?あなたの評価は優秀だし、人生に階層を含んでいる。
どう?偉くなる気はない?