まつじ/あたたかさ、やわらかさ、しずけさ の変更点

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#contents

*読む [#q7f1c652]

> 全部おわったあと湿った肌を離さず絡めた足先が妙にひんやりとするから「冷たいね」というとあなたはもう眠っていた。
> 悲しみは寂しさを伴い変形する。
> 私たちのただひとり肉親といえる義妹の子どもたちは幼いわりに行儀よくしてくれるがどこか退屈そうだ。嗚呼なんて小さな手。
> 授乳をしてくるといわれ独りになる。どこか責めるような目。
> あなたが焼かれているあいだ雪が降ってきた。
> 幼いころ見た祖母の骨を思い出す。
> 私たちの来た道が白く白く隠されていく。
> 息を止める。
> 腕時計が冷たい。
> あと何分待つのだったか。

*ジャンル [#t71a2139]
[[生命]]、[[腕時計]]、[[骨]]、[[白]]、[[眠る]]、[[冷たい]]、[[あなた]]、[[わたし]]
*カテゴリ [#p7a3ca77]
[[超短編/ア行]]
*この話が含まれたまとめ [#df0d06ac]
すぐ読める
*評価/感想 [#ufd54a0d]

*初出/概要 [#x3835be6]
超短篇・500文字の心臓 / 第151回競作「[[あたたかさ、やわらかさ、しずけさ>超短編/ア行#s42d14e9]]」 / 参加作
*執筆年 [#y9ffb1c7]
[[2016年]]
*その他 [#a738798d]

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