空虹桜/愛の物語は信用できない のバックアップ(No.1)
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- 1 (2025-09-28 (日) 23:52:43)
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書き出しに悩むのは、書かなければ存在できた無限の可能性を殺しているから。意図せぬ殺害ほど、無駄な罪悪感はない。文字は、文字間は、行間は、越えることを許されていないので、書かれる物語は想像の一歩先には辿り着かない。
ジレンマ。
文法の超越みたいなものが、おそらく必要だ。それはわかっている。でも、どう実現すればいいのかわからない。手で書けば揺れるけれど、キーボードとディスプレイは揺れを許容しない。技術はゆらぎを補正したがる。
けれど、一文字ごとに境界を纏い、分離し、自分を確立させる度に必要な要素が零れ落ちていく実感もある。指先から放電する情動や、視線から滴る欲望や、唇から溢れる吐息をすべては表現しきれない。表現したいことを表現できないと表現するためには、表現するしかない。
ジレンマ。
煉獄の直火で踊り死にするような愛は、ちっとも表現できる気がしない。
※初稿につき、最終稿は後日公開予定。
ジャンル 
空間的アイデンティティ?、ジレンマ?、表現?、言葉、文字、言葉
カテゴリ 
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初出/概要 
書き下ろし
執筆年 
2025年?
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