空虹桜/ベリリウム のバックアップ(No.1)
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自分が「強い」と思ったことはないのだけれど、頑固だとは思う。違う。客観的に見て頑固だ。たいていのことで妥協するのは、話が先に進まないから。なので、心を澱引きする必要に迫られる。不定期に。何度も。何度も。
引いた澱は、硬化剤として有効だ。どんなに頑固な心であっても、摩耗してすり減るから、もう一度寄せ集めて固めていく必要に迫られる。
軽くて剛性が大きい心。
しかし、不純物が紛れ込んだ。あるいは、結合して化学式が変化した。
なにが?と問われれば、ありきたりな言葉で言うと「愛」なのだろう。恥ずかしげもなく言えば「恋」なのかもしれないけれど、「愛」と「恋」の違いがよくわからないから区別しない。
透明なのに、硬い、色濃い、愛。
軽くて剛性が大きい心をぎゅっと掴む感情。
コントロールできないなにか。
※初稿につき、最終稿は後日公開予定。
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