空虹桜/それで強くなれるから

Last-modified: Thu, 25 Jun 2020 00:29:03 JST (486d)
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 疲れた。と、口にするのも憚られるけど、沈黙に疲労回復効果は無い。幽かなエネルギー消費を抑える程度。そんなの意味ある?

 倦怠感とは無関係に仕事は押し寄せる。救急はもう、ここでしか受け付けてないし、呆けてしまったような老人は平然と119を押す。どう考えても、院内感染リスクのが高いんだから免疫力低い人は病院来るなって、ちゃんと言えよ。マスコミも政治家も。なにが感謝だよ。同情するなら金をくれ。

 なんて妹に愚痴ったら笑われた。安達祐実もアラフォーだから重篤化するかもね。って、なんだよ。それ。アンタもわたしもアラフォーは一緒じゃん。

 誰かに励まされて頑張れたことなんてない。中高と団体競技やってたけど、集中の邪魔されるだけだった記憶しかない。そもそも、応援する暇あったら、マスクのひとつも縫ってくれた方がありがたい。しかし、口にすれば後ろ指差される。敵はいつも背中にいる。

「まぁ、ねぇーちゃん元気そうで安心したわ」

 って、たしかにまぁその点は全面同意。愚痴る程度に元気。こっちも身内が元気っぽいのは一息吐ける。姪っ子の声も聞けたし。

 そう。誰かに守られたり支えられたりより、わたしが守りたいんだった。

 しゃーない。もうちっと頑張るか。

※初稿につき、最終稿はこちら

ジャンル Edit

リアル家族?仕事生命安達祐実??わたしCOVID-19

カテゴリ Edit

超短編/サ行

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2020年?

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