まつじ/少女、銀河を作る

Last-modified: Mon, 27 Sep 2021 23:47:46 JST (932d)
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 教室の前方というわけでも、かといって後ろというわけでもなく、窓際でもない席で退屈に埋もれている。退屈に埋め立てられてしまいそうな右手はつまらないスピードで黒板の文字を手元に生き写しにするけれど、彼らはただそこにあるだけで意味のない抜け殻のまま平面を出ようともしない。退屈に埋め立てられてしまいそうな右手はつまらないスピードで黒板の文字を手元に生き写しにする。退屈に埋め立てられてしまいそうな右手はつまらないスピードで黒板の文字を手元に生き写しにする。つまらないスピードで抜け殻が増える。

 教室の前方というわけでも、かといって後ろというわけでもなく、窓際でもない席で退屈に息の根を止められる。

 今日、流星群が見られるのだよ。と数学の教師が思い出したようにいった。

 チャイムが鳴る。

 退屈を殺そう。星を集めることにした。どう料理してやろう。

ジャンル Edit

日常学校思春期?スピード退屈?鳴る?

カテゴリ Edit

超短編/サ行

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評価/感想 Edit

初出/概要 Edit

超短篇・500文字心臓 / 第183回競作「少女、銀河を作る」 / 参加作

執筆年 Edit

2021年?

その他 Edit

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