魔導書 のバックアップ(No.4)
魔導書(グリモワール) 
- 「魔導書」もしくは「グリモワール」と呼ばれている装備。
- 作中での初登場は18章609「魔本」であり、クリステラが対峙した。
- ホルトゥナの開発した魔導書を指し、主にその構成員が用いる。
- 本来は複雑な魔法陣と儀式を経て召喚が可能となる悪魔を、この本だけで召喚、使用者に憑依させて強化できるという本。
- 本の表紙と背表紙が魔法陣の役割を果たし、各ページに記述されている内容で各種調整を行うことで特定の悪魔を指定できる、とされている。
- 使用者への負担も少なく、手軽に強化が可能ということでその利便性が注目されている。
- 欠点としては、使用者に合った調整が必要であるため実質的な専用装備となり他者のグリモワールを流用できない点。しかし、この点は敵に奪われて利用されないという見方もでき、ユルシュルは高く評価していた。
- このグリモワールを用いた獣人は魔剣の第三形態の靄を撃退できる水準にまで強化されていた。
- ベレンガリアとローの交渉の末に一部がローの手に渡る事となった。
魔導書の機能 
- 最大で五段階の機能があるとされており、それぞれ「~位階」と表現されている。
- ホルトゥナで量産されている魔導書は扱える者が居ないのに加えてコスト削減も兼ねて機能を制限したモデル。
- ベレンガリア(三女)によると、使えても第三位階、儀式などでブーストすれば辛うじて第四位階。第五位階を扱える者は彼女が知る限りでは存在しない。
各段階の機能 
- 第一位階<第一小健>(レメゲトン:ゴエティア)
- 魔導書の基本機能。悪魔との肉体同化によって身体能力を強化し、特殊能力を限定的に使用者に付与する。
作中での使用例 
- <第一小鍵 58/72>
- 用いられている悪魔はアミー。
- ゼナイドの兄であるゼンドルが使用。
- 炎の身体を持つ悪魔を憑依し、使用者の身体能力強化に加えて炎は攻撃にも転用される。
- <第一小鍵 43/72>
- 用いられている悪魔はサブナック。
- ユルシュルの兵らの中で前衛を務める者達が使用。
- 使用者の肉体が膨張・巨大化し、身体能力(攻撃力、防御力、速度、治癒能力)が大きく向上する。
この強化はユルシュル軍の一般兵であっても聖堂騎士に匹敵する程。
- また、大半の人間が使用できる汎用性の高さが特徴。
- <第二小鍵 58/72>
- 用いられている悪魔はアミー。
- ユルシュル軍の後衛が使用。
- 炎を操る悪魔を召喚、使役する。
- こちらも魔法の適正が高い者であれば容易に扱うことができるが、召喚者は使役と魔法の操作に意識を割かれるという欠点も存在する。ユルシュルの兵はこの点を前衛がカバーする形で運用。