ロー のバックアップ(No.24)


プロフィール Edit

名称ロー
本名本名不明(人格のベース)
ロートフェルト・ハイドン・オラトリアム(身体)
種族人間?
性別男性
年齢22
出身地日本(人格のベース)
ウルスラグナ王国オラトリアム領
容姿・服飾等金髪、身長180cm後半→2m前後(いずれもローの目算)
主な装備マカナ→自作の鈍器→クラブ・モンスター→ザ・コア→魔剣ゴラカブ・ゴレブ
通称・愛称ロー

※本名、種族、年齢等はベースとなった肉体のプロフィールも併記。

作中において Edit

  • 本作の主人公。ローの人格はロートフェルト本人ではなく、ミミズのような生き物に転生した主人公(転生前の名称不明、死因は自殺)がベースになったモノである。ロートフェルト自身は主人公が寄生した際、既に死亡していたが……。
  • 本体はミミズのような寄生虫でロートフェルトの脳に寄生しており、本体から全身に黒い根のようなものを張り巡らせている。
  • 自分の身体についてある程度把握した後、自身を「まるでB級映画の化け物だ」と評している。
  • 特徴
    • 視覚、聴覚は良好だが、触覚や味覚、痛覚は鈍く(もしくは薄い)感じる。性欲は無く異性に対して全く興味を示さない。
    • 食べたものは体内の「根」が即座に吸収し、身体の損傷を回復できるが、空腹時の飢餓感はかなりキツいと本人談。
      肉体のエネルギー効率はかなり悪いようで、大量の食料を必要とする。
      また、この根が毒を無効化している。
    • 寄生している肉体は睡眠を取れるが、本体は眠れない。
    • 捕食により根の総量を増やし、根を体外に出して他の生物の脳から記憶の読み取りや洗脳、その肉体を改造したり治療することが可能。記憶の読み取りは脳を食することでも可能。ローはこの読み取った情報から、言語や各種技能を習得している。
      • また、根を送り込んで洗脳した配下とは思念での交信が可能で、距離が離れていても意思疎通が可能。しかし、ファティマによると、ローが辺獄を訪れた際には交信ができなかった模様。
    • 根を用いた肉体改造で、自身の身体を吸収した生物の一部に作り変える事も可能。物語序盤ではよく用いられていたが強力な武器を獲得してからは使用機会が減っていった。
  • 性格
    • 人格のベースとなったのは日本で自殺したとある青年であり、物語初期は彼の情動が湧き上がりがローの思考に影響を与えていた。
      • 辺獄(6章冒頭)において彼と分かたれ、その存在を消滅させてからは情動の根源から湧き上がる衝動に突き動かされることは無くなった。
    • それなりに社交性はあるが、他人に対しては基本的に無関心で人間らしい「情」は動くことはない。
      誰かに助けを求められた場合、その誰かを助けることで自分に利があるかどうかが判断基準となっている傾向がある。
    • 食事を誰かに奢ってもらえるとなると遠慮(容赦)なく心行くまで食べ続ける。
      • 余談ではあるが、この場合はご馳走してくれた人物に対して何らかの形で借りを返そうとする傾向がある。当人が敵対しない限りだが。
    • 約束事や契約は実直に履行しようとする。
    • 知能は決して低いわけではないのだが、基本的に面倒臭がりな脳筋思考で短絡的な選択をすることが多い。
      物語の序盤(3章)では、計画の立案、事前調査、手駒の配置など単独で行っているため、やればできるタイプと考えられる。
  • 不快だと感じた存在は排除もしくは殺害する傾向がある。
  • 吸収した記憶について本人は本のようなものとして閲覧している。その中でも大自然の壮大な景色などを特に美しいと感じており、旅の中でそういった名所を巡る事を好み、様々なものをその目でみたいと考えている。
  • 転生のことや、自身の身体に関係する能力については一部の例外を除いては誰にも話すつもりは無い。
    ファティマを始めとする配下(自分の手足のような扱い)、加えて首途に対しては転生者についての情報を得るためだったこともあり、例外的に自身のことを打ち明けている。
  • 他の転生者との差異
    • 主人公は自らロートフェルトの死体に潜り込むことで肉体を得たが、ロー以外の転生者は他の生物に捕食されるという形で体内に入り込み、その生物の肉体を得ている。このためか、ローに可能なことが他の転生者には不可能であったり、その逆のケースもある。
      • 具体的には他の生物の脳から記憶を抽出したり、「根」を送り込んでの洗脳は現状でローだけが可能。
        一方で、他の転生者が可能な「解放」はローには不可能。ローはこれを知った際に「え? 解放って何?俺にはそんな格好いい機能ないぞ?」と内心で若干困惑していた。

小ネタ Edit

  • 何かとお気に入りの装備を損失してしまう。特に武器。
  • 武器は刀剣類などの斬撃武器よりも打撃系の鈍器を愛用している。以下はメイン武器の履歴。
    • マカナ(1章10「脱出」~2章28「悪魔])、デス・ワーム甲殻の棍棒(2章38「出発」~ )、クラブ・モンスター(5章105「武器」~6章151「光線」)、ハルバード(6章167「啓示」~)、ザ・コア、魔剣
  • 物語が進むに連れ己の肉体を最適化させていく。初期は人間ベースのだったが徐々に体内の器官を減らし、根と予備脳に置き換えていった。
    • グレゴリにより身体の6割を消し飛ばされた後は、内蔵器官のみならず骨や筋肉、脳までを根に置き換えてその身体能力を向上させた。これにより実質的には人間の形をした根の塊で構成された生物となった。
  • 冒険者としてのランク等
    • 2章12「冒険者」で冒険者登録。黄3級。
    • 3章45「洗脳」で黄2級へ昇格。
    • 4章69「捜索」の時点で青3級に昇格。
  • ある時(6章141「墓参」でアブドーラと対話したあたり)から、必要のない洗脳は極力控える方針となる。
  • トロールの王アジードがローに抱いた印象は「あれは生きていない、殺しても死なない、生者でもなく死者を弄ぶ人との形をした異形」。
  • 前世(アレ)の影響でUMAに詳しい。
  • 一部の魔眼持ちや他者の気配を察することのできる者からは異質なモノとして見られるローだが、6章148「司祭」において水の鏡に映った本質が描写される。ロー本人の感想は「グロ画像」。また以前ローを警戒していたヴェルテクスに対し「あいつ、こんなナリした奴に良く話しかけられたな。勇者かよ」とその心情を明らかにしている。
  • エルフの里で対峙したグリゴリのΣηεμηαζα氏によると「恐れを…いや、真なる意味で知らぬのか。身は混沌、心は無垢。人でありながら原罪を捨て去り解脱へと至ったか。素晴らしい素材だ」となんだか絶賛されている。
    • また、グリゴリを率いているというΑζαζελさんによると「混沌の子」、また「Νεπηιλιμ足り得る器」で自分の依り代として最も優れていると言われていた。
  • ゴブリンの王アブドーラによるローの人物像について。以下6章163「衝突」より抜粋
    あの男は自分に害を及ぼさなければ基本的に何もしてこない。
    反面、害があると判断すれば苛烈なまでに排除しようと動く。




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