ハイディ のバックアップ(No.23)


プロフィール Edit

名称ハイディ
本名ロートフェルト・ハイドン・オラトリアム(人格)
リリネット・クリスチーナ・エルド・アコサーン(身体)
ハイデヴューネ・ライン・アイオーン(12章~)
種族人間
性別女性
年齢22(人格)
16(身体)※どちらも初登場時の情報
出身地オラトリアム領(人格)
アコサーン領(身体)
容姿・服飾等金髪(長髪を結い上げている)、胸が大きい
主な装備短剣(ククリ、ソードブレイカー等)、投げナイフ、スティレット、左腕に仕込んだ鎖分銅など→聖剣エロヒム・ツァバオト
通称・愛称ハイディ、聖女様

※本名、種族、年齢等はベースとなった肉体のプロフィールも併記。

作中において Edit

  • 初登場は2章「意識」。
  • 一人称は「僕」。肉体はリリネット、魂はロートフェルトで2章「同行」からハイディを名乗る。
  • 容姿はローによると「すっごい美人。前世だったらガン見していた」とのこと。
  • 性格はお人好しであり、ロートフェルトだった頃に執事であったズーベルに陥れられた挙げ句に毒を盛られた。
    • ローが「魂の狩人」のボスであったリリネットから<魂移>を受けた際、ローではなくロートフェルトがリリネットの身体に入れ替わり、以後はハイディとして生きて行く事となる。
    • ローに対しては、自分の分身でありながら家族かつ友人として見ている。しかし、間に壁を感じており自分の至らなさが原因の一つであると考え、自己の研鑽に務めている。
  • オラトリアムに向かうローに同行し、それから王都を訪れるまでの間、共に旅をした。
    • 旅の同行者ではあり、冒険者としてパーティ「アノマリー」を組んではいたが共に活動する機会は多くはなかった。
  • 王都に到着してからはほぼ完全にローと別行動となり、ローが行方不明になった後は単独で冒険者として活動しながらローを探していた。
    • ローがヴェルテクスの護衛を務めている一方で、ハイディはアドルフォという少女と出会う。
      セバティアール家の当主選抜により命を狙われているアドルフォを助け、彼女を選抜終了まで守り抜いた。
      アドルフォを当主の家へ送り届け、当主となった彼女と円満に別れたのだが後に一つの見落としがあったことが判明する。
      この一件は、ハイディは自分はもう「ロートフェルト」ではなく「ハイディ」であると割り切る切っ掛けとなった。
  • ある時、ローが王都の冒険者ギルドで目撃された情報を得た後は彼を追ってディペンデレ領のシジーロへ向かう。シジーロの冒険者ギルドを訪れたものの、一日の差でローと入れ違いになっていた。
    • ローの請けた仕事の依頼人から話を聞くため、教会を訪れエイデンリリーゼの姉弟と出会う。会話の最中、突如発声した異常事態に巻き込まれ、彼らと強調して事態の収拾に当たり、謎の魔物たちとの戦闘に突入する。激闘の末に致命傷を負って意識を失っている間にローからの接触(及び治療行為)はあったものの、会話を交わすまでに至っていない。この時、「根」を体内に移植されたことにより、致命傷が完治していた。
      その後、ローに懸けられた冤罪について調査するため再び王都へ戻る。
  • 11章で王都に戻った際にセバティアール家の当主となったアドルフォを頼ってローに関する調査を依頼するが、ハイディを標的とした襲撃者の背後関係を考察した末に、彼女こそがローを狙っているという結論に至り同時にこれまで感じていた違和感の正体にも気付いた。守ると誓った彼女は既に亡く、その体を本来の彼女へ返すためアドルフォと対決した。
    • アドルフォを追い詰めはしたものの、ハイディは致命傷を受けて意識を失った。その時、体内に仕込まれたローの「根」は体を操作してアドルフォを仕留め、安全圏まで退避させた。意識が戻ったハイディの手元には謎の剣が存在していた。
  • 性格
    • 善良な性格で、人に甘くお人好しすぎて仕えている執事に騙されているのに気が付いていない程だったが、ローと共に旅に出てからは世間の荒波に揉まれて現実的な物の見方ができるようになった。
    • 理想と現実のギャップに悩むことが多く、ローからは「お前は昔から気持ちばかりで行動に具体性がないんだよ」と指摘されている。
    • ローの観察によると、戦闘能力は高いが考えすぎて実力を発揮できておらず、何も考えずに戦えば強いのではないかと言及されている。
      • 実際にローと旅をしていた頃、彼の身に危険が及んでいる状況だと判断した際には甘さが消え、襲撃者を冷徹に痛めつけて脅しながら尋問していた。
    • 表情から人の好さがにじみ出ている、というのがエルマンからの第一印象。だが、後に聖剣の担い手として教団の旗頭になって欲しいと頼まれた際に質問を投げかけるハイディに別人のような印象を抱かれていた。この時の事を彼は「心を読まれているような薄ら寒い気持ちになるのは気の所為か?」と語る。

聖女ハイデヴューネとしてのハイディ Edit

  • アイオーン教団の長としての名前は「ハイデヴューネ・ライン・アイオーン」。
  • 拾った剣がどうやっても手元から離れず途方に暮れたハイディは教団の関係者ならばと大聖堂に赴き、その場にいたエルマンに相談を持ちかけた事が切っ掛けとなり「聖女」の偶像を演じることとなった。
    • 教団に協力するにあたりグノーシスの看板を捨て、別の組織として人々の信用を回復させるべく尽力することを聖堂騎士を始めとした教団関係者に提案し、15名の聖堂騎士の内12名が賛同。新たな組織の名をアイオーン教団とした。
  • 白金の全身鎧と兜で正体を隠し、聖女でありながらも聖堂騎士の一人とし教団のトップとして活動しているが、何かとクリステラと共に最前線に突撃するためエルマンの心労の原因となっている。当然ながら兜を取って素性を見せるよう迫られることもあるが、「この身は聖剣の鞘で、聖剣こそが自分だ」と主張し、聖剣を光らせることで誤魔化し、押し切っている。
    • 専用装備の全身鎧には、アドルフォの使用していた魔弓マリナーと思しき短弓、冒険者時代に愛用していたものに近い銀鎖が組み込まれているのが確認できる。
  • アイオーン教団として一から出直すにあたり幾度も民の前で演説を行っていることもあり、信徒は着実に増えている。エルマンは聖女の演説で次々と信者が増える事に対し、聖剣に洗脳能力でもあるのかと一瞬考えるがそういった悪質なモノではないと結論を出していた。
  • 作中では15章で本格的な活動内容が描写されており、王族との面会、異邦人達との折衝、グノーシスの枢機卿の協力要請に応じて共にバラルフラームの辺獄の領域へと侵攻することとなる。
    • 彼の地への進軍の最中、立ち寄るよう要請されユルシュル王の元を訪れた際には己と婚姻を結び聖剣を捧げ、アイオーン、グノーシス教団を率いてオラトリアムと旧王族を滅ぼせと要求され、怒りを抑えきれずに一触即発の状況となる。ユルシュルの娘であるゼナイド聖堂騎士の乱入により事なきを得る。
  • バラルフラームの辺獄の領域へ引き込まれた後、聖剣の力を振るった際に普段では有り得ないほどの脱力感に見舞われ、辺獄においては聖剣の力を十全に発揮できないことを知る。
    • 「守護者」と思しき武者との戦闘では、多くの聖堂騎士を討たれながらも聖剣を振るって奮闘している。

小ネタ Edit

  • 襲撃してきた野盗の身ぐるみを剥がすことに抵抗があったが、ローから戦利品の売上の半分を分けてもらっている事もあって彼を手伝っているうちにそれが当然と感じるようになったことに気が付き、自分の変化に愕然としていた。(5章123「候補」より)
    しかし、最終的には「悪党ならOK」と己の葛藤に折り合いをつけた。
  • 5章でアドルフォに協力する際に、ハイディを信じるための理由として「冒険者への依頼」という形をとっている。
    • 後のシジーロでエイデン、リリーゼ達が苦心している普及作業に協力するにあたり、個人に負担をかけすぎる事を心配した姉妹に対し、アドルフォの時と同様に「冒険者として仕事を請け負う」形をとって引き続き協力した。
  • 冒険者として精力的に活動しており、単独で依頼をこなすことが多いにも関わらず順調に昇進していた。
    • 6章153「冬期」でローが行方不明になってから100日程度で青一級まで昇格していた。
    • 7章199「握手」時点では赤3級まで昇格。
  • ローの「根」を体内に仕込まれた事による変化
    • メリット:身体能力の増加、疲れにくくなった、怪我の自動治癒、毒の無効化、致命傷を受けた際の自動行動など
    • デメリット:食事量の増加、空腹になりやすい
  • 聖女を演じている時は一人称を「私」としているが、感情が昂ぶった際や親しい間柄の人物と居る場合は「僕」に戻る。



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