アスピザル のバックアップ(No.20)


プロフィール Edit

名称アスピザル・アイティール・ミスチフ
種族人間ベースの転生者
性別男性(変更可)
年齢16(初登場時)
容姿・服飾等金髪碧眼、軽装で細身の身体、身長160~170(推定)
通称・愛称アスピザル、アス君

作中において Edit

  • 初登場は7章。
  • 人間の身体を得た転生者。一人称は「僕」、夜ノ森のことは「梓」と呼称。
  • 後衛タイプのため戦闘では魔法による攻撃や支援などを行う。使用する魔法は周囲にある水や砂、土、石などを操作するものが多く、ローによると既存の魔法とは系統が異なる。
  • タロウという騎獣を所持。ローとの賭けに勝って譲り受けた。手元に置いておく意味も把握している様子。
  • 夜ノ森と共に獣人国を訪れ、手持ちの貴金属を換金して彼女に預けた後にはぐれ、単身各地で遊び回っていたところをローと夜ノ森に発見された。
  • ダーザインの首領であるが、テュケと決別するため自分についてくれる「個人的な」戦力を確保するため国外に目を向け、獣人国に足を運んでいた(7章183「移動」)。
    • そこで遭遇した事件の解決にあたった際にローと日枝をスカウトするが、既に自分の立場を確立している日枝からは当然ながら断られたが、ローは交換条件での戦力提供という取引になった。
  • ローから提示されたムスリム霊山の攻略とダーザインによる犯行声明を出した後、ダーザインの浄化に着手。確保している転生者の選別した。シジーロで幹部を集めて集会を開いた後に、父であり前首領のプレタハングを排除しようとしたが、逆に奇襲を許してしまう。窮地に陥ったものの、ローによる助力で形勢を逆転させ悲願を果たすことに成功した。覚悟はしていたものの、かつて良き父だった頃の彼に対しての思いを割り切るのには少々時間を要した。
    • 後に、父が最後の瞬間に何を考えていたのか知りたかったと語り、自覚していなかったがテュケの拠点を探るのは父の事での意趣返しだったと認めていた。
  • ダーザインの浄化を終えた後、次の目標であるテュケについてはギリギリまでローに秘密にしておき、彼が抜けられない状況になってから種明かしをしたことで、少なくない反感を買ってしまう。この時は流石のアスピザルも彼が怒り出さないか不安だった様子である。この件はアスピザルに対しての「貸し」とされた。
  • 人間ベースの転生者であるアスピザルに対し、ローは自分と同じ仕様である可能性から強い警戒心を抱いていた。後にローは自ら捕食した、アスピザルは捕食されたという違いにより異なるタイプだと判明した。(7章177「露見」)
    • 特筆すべき点としては、アスピザルだった人格と転生前の人格が混ざり合った結果、現在の彼となったとされている点。この事例は転生者の中でも珍しい。
    • 逆にアスピザルはローの正体について「混合魔獣(キマイラ)の類」ではないかと推測しており、その性格などについても概ね的を射た捉え方をしている。(10章276「愚痴」)ローについての理解度はかなり高い部類。
  • 固有能力としては身体の性別を骨格から変更可能。10章で指名手配された状態でデトワール領に潜入するため女性化した。この時は「アス」と名乗り、マルグリット孤児院から出てきたジョゼに接触。孤児院内部の情報を入手した。
  • 11章で王都入りした際にローと別行動を取っている最中、彼との関係性が非常に危うい状況になっている事に対し強い懸念を現していた。
  • 降臨祭の開会式でローの起こした騒ぎに乗じてアスピザルは城塞聖堂へ突入するが、聖堂騎士の藤堂が立ち塞がった。
    • クリステラの乱入や夜ノ森石切タロウの増援もあり、途中現れた北間共々藤堂を突破し、最奥の屋敷への侵入を果たし、その場に現れたクリステラと共にジネヴラと対決する。ジネヴラの語る「携挙」という言葉に反応するが、会話を打ち切って彼女を打倒する必要があると判断し、戦闘に突入した。
    • ジネヴラと撃破した後にクリステラに一時的な共闘を提案。ムスリム霊山襲撃のこともあり難色を示すがアスピザルの本意でなかった件や、背後のテュケのことも説明し、交換条件として挙げられたエルマンの助力という条件を呑み、わずか期間ではあるが協力体制を築いた。
    • ローが先行している王城へ向かおうとした矢先、藤堂の奇襲で夜ノ森が重症を負う。藤堂の現実を直視しない在り方に会話する価値無しと断じ、アスピザルは解放を使用。冷にして乾なる北の地王(ゴーブ・ツァフォン)と称される能力を用いて解放状態の藤堂を圧殺した。エルマンに夜ノ森の負傷の治療を依頼し、礼の代わりに幾つかの質問に対する回答を行った後、現場から撤退、彼らとの協力関係を無事終了させた。
  • 14章終盤に再登場。夜ノ森と共にオラトリアムを訪れ、ファティマに自分たちダーザインを雇わないかと提案した。

小ネタ Edit

  • ローは熊の連れである少年と聞いて、当初は非常食かと思っていた。
  • 夜ノ森によると、目を離すとすぐいなくなる、面白そうなモノがあれば吸い寄せられていく、と語られていた。また、アスピザルは感覚的に他者の考えがわかるようだとも言及されており、実際に言語の通じない獣人国で手持ちの貴金属の換金、賭場での大勝ち、娼館でのひと暴れ(比喩)、闘技場へ出場するなど特に不自由している様子は無かった。更に、ディーブ・ワンとその眷属の言語は理解できないものの意思を捉えていた。
  • 一方でローに対しては、何を考えているか分からない。と言いながら好奇心を隠さず積極的に話しかけてコミュニケーションを計っている。共に行動している中、ローの事を気に入った素振りを見せる。
  • 夜ノ森との会話の中でローのことは「理性的」と評価していると共に、自分たち転生者とは違う異質なものではないかと考えている。
  • 獣人国の賭場で時間潰しをした際、カードゲームでの異様な強さを見せ付け「心を読めるのではないか?」とローに思わせた。
  • 性格や人物像
    • ローによるとアスピザルの人物像を一言で表すと「不思議ちゃん」。シジーロでの事件後は遠慮がなくなったとか。
    • ファティマによると何を考えているのか分からない輩でやり難い、という印象に加えて本当に男性なのか?ローに近すぎないか?などという感想を抱かれていた。
    • 自らが日本で既に死亡したことを受け入れていることもあり、グノーシスの異邦人たちの主張である「人間に戻り元の世界に帰る」事に対しては呆れており、辛辣な反応をする。
    • 夜ノ森によると好奇心が強いが飽きっぽい性格。それにも関わらずローに対して興味を示し続けていることを彼女は不思議に思っていた。
    • 飽野からは、「見た目以上に計算高く、頭が回る。」という評価。



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