6章 
- ロー
- ハイディ
- ファティマ
- サベージ
- グレゴア
- ????(氏名不明。ローによると「アレ」)
- ローによると、かつての自分自身。辺獄でローに語りかけるが、対話の中で常にローを罵倒していた。
- ハイディもいいけどファティマ派だと本人は語る。
- ローから身体の主導権を奪おうとしたが、敗北し消滅した。
- ライリー
- オラトリアムの屋敷に盗みに入り、捕まっていた賊の頭。ローの手により立派な怪人に改造された。
- シュリガーラの第一号。従来の残虐な性格もあり、敵対した亜人種たちの殺戮を楽しんでいた。
- 6章後半のエルフの里攻略戦では油断から胴体を撃ち抜かれ負傷てしまうが、中央の里の攻撃時には改修したとローは語った。
- たまに調子に乗りすぎて失敗してファティマから折檻されているという情報もある。
- ディラン
- ティアドラス山脈への侵攻で指揮官を務めていた。オークの王であるラディーブから一騎打ちの要請に対し、冷静かつ的確な判断を行い、敵を舐めきっていたロー、トラスト、ライリーは少々気不味そうにしていた。
一騎打ちに赴く際、自分にもしものことがあった場合はライリーに指揮を譲るつもりだった。これに対しライリーは力強く彼に応えてた。
ローたちが見守る中、ラディーブとの一騎打ちは懸念されていた罠や伏兵もなく、聖堂騎士の装備で武装したディランの優勢で決着した。装備を差し引いても実力の伸びを見せたディランはローを感嘆させた。
- アレックス
- 大森林でのエルフ族との戦いにおいて指揮官に抜擢された。ディランとアレックスで死んでも惜しくない方、という選ばれ方だが。
- ローはディランの下位互換と思っていたようだが、指揮官として損害を最小限に抑えての勝利、そして適切な判断力と気の利いた配慮によりローを感心させ、有能だとその評価が上方修正された。
- トラスト
- エルフの里攻略戦でロー、サベージと供に神殿へ突入した。
- 御使いを降ろしたハイ・エルフとの戦闘時、敵が連射する光線を見切って剣で切り払うという離れ業を披露し、ローを驚愕させていた。
- アブドーラ
- ゴブリンの王。シュドラス城の主。普通のゴブリンより二周りほど大きく、老齢のためか気怠げな話し方をする(登場時)。真っ赤なマントに魔力付与された鈍色の鎧を身に着けている。
- オラトリアムのシュドラス山脈侵攻に対し、ゴブリン、トロール、オーク、ドワーフの4種族で連合を組んで対抗していたが交渉の末、降伏した。
- 転生者である古藤氏の養子であり、裏切り者である義理の弟リクハルドが率いるエルフを滅ぼすため戦争していた。
- ローと共に古藤氏の墓を参り、そこで古藤氏の眷属であるデス・ワームと再会を果たし、ローに心からの服従を誓った。アブドーラとの対話を経て、この頃からローは必要のない洗脳を極力避けるようになる。
- ローがエルフを敵対勢力と認定した後は仇敵を討つために肉体改造を自らローに依頼した。
- 宿敵との対決を想定して改造された肉体の潜在能力を十二分に発揮し、エルフの長である義弟を追い詰めた。
- アジード
- トロールの王。強靭な肉体をホコロ、革鎧にマカナを装備している。
- ロー率いるオラトリアムに降伏した。より強いものに従うという理念を持っているため、ローたちに感じるのはその強さに対する安心感。
- 洗脳はされていない。
- ラディーブ
- オークの王。黄色の全身鎧に巨大な斧を2挺装備。
- 他の代表3人に見捨てられ、オークの都でオラトリアムの軍勢を迎え撃つ羽目になる。そこでのディランとの一騎打ちの果てに敗北、瀕死のところをローに洗脳・修理された。オークたちからは洗脳により突如手のひらを返したラディーブを見てショックを隠せないでいた。
- ベドジフ
- ドワーフの代表。低身長ではあるが肉体はよく鍛えられており、頑丈そうな鎧を装備している。
- オラトリアムに降伏し、その技術力を提供することになった。
- ロー、ファティマに対し「得体が知れない」という印象を抱いており、恐れている。
- 洗脳はされていない。
- 後にオラトリアムに出回った首途謹製の武器にそのシェアを奪われて焦っており、工房に下働きとして人員を派遣してその技術を学ばせているとか。
- イネス
- ローが大森林で初めて出会ったダーク・エルフの女性たちのまとめ役。サベージに騎乗した状態で現れたローに対し警戒するが、言葉が通じることとお互いの質問に答えていくうちにその警戒レベルを下げていった。
- ロントナン
- イネスの報告により、部下と共に迷い込んだ(という建前の)ローの前に現れ尋問を行った。挑発的な言動で高圧的に接していたが、これは敵意の有無を見極めるためであり、部下が金を掠め取ろうとしたことが発覚した際には制裁の後にローに謝罪した。
- エティエン
- ダーク・エルフの集落の長。男性、見た目は20代後半。
- 集落を訪れたローと会談し、ハイ・エルフについて知っていることを彼に伝えた。
- 過去に人間と会ったことがあり、それと比較しローの気配に異質なものを感じたと彼に語っていた。
- エティエンの話では変わっていったハイ・エルフたちに不穏なものを感じて、双方の関係が拗れる前に別れたということ。
- ブロスダン
- 西の里に住むハイ・エルフの少年。森で薬草採りをしてる最中にローと出会い、南の山を超えてきたという彼に興味を示し自分の里へ案内した。
- 中央の里が陥落した後は避難していた北の里から脱出した。
- マニュエル
- 見た目は30代後半~40代前半のエルフの男性。薄い緑色のローブを着用。占師(ウァテス)という立場らしい。
- ブロスダンの報告を受け、ローに聞き取り調査を行った。
- ミラード
- 30代後半~40代前半と思われるエルフの男性でブロスダンの父親。西の里を治めているドルイド。
- 水の鏡にローの本質を映し出し、その異様な姿に恐怖した。ローに言わせればグロ画像。己の異形の姿については認めたローだが、敵対する意思のない彼に対して「このような異形を放置しておけない」という名目で、捕らえて抹殺するつもりであると看過された。
- マドレール
- ハイ・エルフの若い女性。泣きぼくろが特徴でローによると未亡人オーラが出ている。
- 中央の里のドルイド。
- 温厚な性格のようだが、水鏡に映ったローの本質を見て僅かだが顔を引き攣らせていたが、彼を中央の里へと招き共に食事をしながら情報交換を行った。ちなみにローは「アレ」だったら即落ちしてただろうと考えていた。
- 中央の神殿でロー、リクハルドが会話を始めた後、その身体にΣηεμηαζαというグリゴリが降臨した。
- リクハルド
- エルフの王で、古藤氏の養子でありアブドーラの義理の弟。
- 家族と別れた後はエルフ達の中で古藤氏の教育による知識を活かしながらカリスマ性を発揮していたが、大森林の過酷な環境の中で限界を感じていたところでグリゴリの声を聞き、それに縋ってしまう。
- グリゴリの祝福でハイ・エルフとなり、身体能力や魔法技能が強化されている。
- 啓示を受けてローと対話するが……
- Σηεμηαζα(読み方:不明)
- マドレールの肉体に降臨したグリゴリ。見た目は天使。ローに身体を差し出すよう迫るが拒否されたため、攻撃を開始した。
光線のようなものでローの下半身、左腕を蒸発させて追い詰めるが、その力を振るうごとに依代であるマドレールの肉体が損壊しき最終的には逃亡された。
- Πενεμθε(読み方:不明)
- リクハルドによると書と字の御使いで戦闘向きではない。依代となってハイ・エルフはショーンという名前らしい。
- ペンのようなもので虚空に文字を描くと魔法のような効果を発揮していた。
- 戦線に投入されたアクィエルの一撃により退場。
- Αζαζελ(読み方:不明)
- リクハルドが自らの肉体を依り代に降ろした天使。グリゴリを率いる者を自称していた。
- 光でできた剣や槍のような武器を使う。
- リクハルドと戦っていたアブドーラを両断し、ローと戦闘となるが依り代に限界が来て目的を達成できずに退場した。