天使・悪魔 のバックアップ(No.10)


天使 Edit

  • 後述のグリゴリと重複するが、こちらはグノーシス教団で信仰されている存在に仕えているとされている者を指す。
  • 悪魔と同様に召喚する手段がある(8章228「覚悟」より)とされており、「召喚」と「憑依」が存在する。
    • 召喚は存在そのものを呼び出すことになるが、制御する方法がない。
    • 憑依は外法とされており、人間に憑依させて力だけを手に入れることができるが依り代が発狂するとされている。
      こちらは追い詰められた聖堂騎士スタニスラスが実行している。天使に憑依された者は見境なく暴れ、その肉体は核となった胃を摘出しない限り再生を続けていた。核が切り離された肉体は塩となり崩れ去る。
  • グリゴリと同様に、作中では一部の聖堂騎士や枢機卿への憑依が確認されている。
    そのためには首飾り、神殿の御神体の柱といったシンボルを必要とする。ローはこれを「アンテナ」と表現している。
  • 憑依については、作中では大きく2種類確認されている。共通しているのは天使を象ったシンボルを必要とする点。
    • グリゴリが主にとっていたのは、天使(御使い)を依り代の身体に「降ろす」憑依に該当する方式。
      意識は憑依した天使のものとなり、その力を振るうごとに依り代の身体が負荷に耐えきれず崩壊していく。
      聖堂騎士スタニスラスの行った憑依もこちらと同様だった。
    • 8章のムスリム霊山でクリステラが行った憑依は上記と異なり、自身の人格や技量を維持しながら戦闘能力が大幅に増強され、更に権能まで使用可能となっていた。それまでとは一線を画す力を発揮したが、発狂や己の肉体が自壊することは無かった。
      • この時、クリステラが天使から受け取った情報は「目の前の邪悪を滅ぼしうる力を与える。ただし、肉体の限界を越える力は渡せない。引き出せる量は集中力と信仰心に左右される。」という内容。
  • 作中で確認された天使
    • Μιψηαελ……光の統率者にして審判者、そして「正義」の体現者、とクリステラは語る。
    • (名称不明)……スタニスラスに憑依していた天使。指揮棒のようなものと円盾を使用し、味方の強化・治癒、復活させていた。ローの見立てでは味方の支援と指揮に長けた個体。転生者を「異邦の子」と呼んだ。
    • (名称不明)……ジネヴラに憑依した天使。使用した権能から「寛容」の天使と推測できる。
    • Ποςερ……ペレルロ枢機卿に憑依した天使。何故か名前がローの脳裏を過ぎった。中級三位だとか。遠距離戦闘が専門のようで接近戦は避けていた。

グリゴリ Edit

  • エルフに叡智を与え、ハイ・エルフに改造した存在たちの名称。ριγοριでグリゴリと表現されている。
  • ハイ・エルフの身体に「降りる」。数は1柱、2柱という表現。初登場は6章150「降臨」。
  • 自分たちの事を「我等は監視者。審判の時までこの地と彼の地を見据える者」と言っていた。グノーシスの背後にいる存在のことは知っているが自分たちとは少し違うらしい。
  • 御使いの降臨には依り代、そして神殿にある御柱と呼ばれる御神体が必要。
  • 7章に登場するディーブ・ワンの主観によると、以下のような認識。
    あの者達は世がある限り、幾度となく現れる世界の一部だ。滅びる事は有り得ない。
  • 作中に登場したグリゴリの御使い
    • Σηεμηαζα……ハイ・エルフのマドレールに降りてローに肉体を差し出すよう迫った。その身体を使って受肉したいらしい。
    • Πενεμθε……書と字を司る御使い。
    • Αζαζελ……グリゴリを率いる者。

悪魔 Edit

  • 触媒を元に呼び出すことのできる存在で、異界に住む生命体。主にダーザイン、テュケが召喚技術を持っている。
  • 黒い肌に羽根を持つ、体内には核となる魔石が存在する。
  • ローによると魔法生物の一種。下級、中級、上級に分類される。詳しくは4章95「後日」参照。
  • 確認された個体
    • アクィエル……オールディアで召喚された上級悪魔。
    • 「嫉妬」の悪魔……シジーロでプレタハングに融合召喚した悪魔。
    • 「虚飾」の悪魔……ローを触媒に融合召喚された悪魔。ローに吸収される前に何かの頼み事をしていたが……?



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