アスピザル
Thu, 26 Nov 2020 10:20:39 JST (1631d)
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プロフィール 
名称 | アスピザル・アイティール・ミスチフ |
種族 | 転生者(人間) |
性別 | 男性(変更可)※転生前は女性 |
年齢 | 16(初登場時) |
容姿・服飾等 | 金髪碧眼、軽装で細身の身体、身長160~170(推定) |
通称・愛称 | アスピザル、アス君 |
所属 | ダーザイン→オラトリアム |
分類 | ダーザイン首領、精霊使い |
作中において 
- 初登場は7章。
- 人間の身体を得た転生者。一人称は「僕」、相棒の夜ノ森のことは「梓」と呼称。
- ダーザインの首領であるが、テュケと決別するため自分についてくれる「個人的な」戦力を確保するためウルスラグナ国外に目を向け夜ノ森と共に獣人国トルクルゥーサルブを訪れ、ローと出会った。
- 後衛タイプのため戦闘では魔法による攻撃や支援などを行う。使用する魔法は周囲にある水や砂、土、石などを操作するものが多く、ローによると既存の魔法とは系統が異なる。
- ローとの賭けに勝って譲り受けたタロウ(オルトロス)の所有者。自身の騎獣兼ペットとして可愛がっており、ダーザインの労働力としても活用している。また、ローの眷属を手元に置いておく意味も承知している。
- 人間ベースの転生者であるアスピザルに対し、ローは自分と同じ仕様である可能性から強い警戒心を抱いていた。後にローは自ら捕食した、アスピザルは捕食されたという違いにより異なるタイプだと判明した。(7章177「露見」)
- 特筆すべき点としては、アスピザルだった人格と転生前の人格が混ざり合った結果、現在の彼となったとされている点。この事例は転生者の中でも珍しい。
- 逆にアスピザルはローの正体について「混合魔獣(キマイラ)の類」ではないかと推測しており、その性格などについても概ね的を射た捉え方をしている。(10章276「愚痴」)ローについての理解度はかなり高い部類。
- ダーザインが組織ごとオラトリアムに雇われる形で傘下入りした後は空き家となっていた首途の工房を買い取り、雑貨店(一号店のみ)と食堂を経営。特にダーザイン食堂は二号店も出店する程の人気店となっている。
- 固有能力(?)は自身の性別を変更できる。10章での調査活動時の他、ダーザイン食堂でウェイトレスする為だったりオラトリアムラジオにゲスト出演する時にも女性化している。
各章での活動 
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7章
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アスピザルの解放について 
- 人間ベースの転生者であるアスピザルは他の転生者と異なり、肉体面での変異はないが精神面での消耗が激しいとされている。
- アスピザル曰く「威力を絞れば疲れるだけで済む」ということだが、全力だと回復のための眠りが必要になる模様。
作中での使用例 
冷にして乾なる北の地王 - 11章353「冷怒」より。
- 急成長する樹木を対象の足元から生やして捕縛した後に圧殺する。これは巨大な樹となって葉を付けるまで成長する模様。
熱にして乾なる南の火王 - 23章803「本質」、804「巨砲」より。
- その名の通り炎を用いる攻撃である模様。
冷にして湿なる西の水王 - 24章865「静氷」より。
- 対象を凍らせる能力とされている。
小ネタ 
- ローは熊の連れである少年と聞いて、当初は非常食かと思っていた。
- 夜ノ森によると、目を離すとすぐいなくなる、面白そうなモノがあれば吸い寄せられていく、と語られていた。また、アスピザルは感覚的に他者の考えがわかるようだとも言及されており、実際に言語の通じない獣人国で手持ちの貴金属の換金、賭場での大勝ち、娼館でのひと暴れ(比喩)、闘技場へ出場するなど特に不自由している様子は無かった。更に、ディーブ・ワンとその眷属の言語は理解できないものの意思を捉えていた。
- 一方でローに対しては、何を考えているか分からない。と言いながら好奇心を隠さず積極的に話しかけてコミュニケーションを計っている。共に行動している中、ローの事を気に入った素振りを見せる。
- 夜ノ森との会話の中でローのことは「理性的」と評価していると共に、自分たち転生者とは違う異質なものではないかと考えている。
- 獣人国の賭場で時間潰しをした際、カードゲームでの異様な強さを見せ付け「心を読めるのではないか?」とローに思わせた。
- 自らが日本で既に死亡したことを受け入れていることもあり、グノーシスの異邦人たちの主張である「人間に戻り元の世界に帰る」事に対しては呆れており、辛辣な反応をする。
- 性格や人物像
- ロー:アスピザルの人物像を一言で表すと「不思議ちゃん」。シジーロでの事件後は遠慮がなくなったとか。
- ファティマ:何を考えているのか分からない輩でやり難い、という印象に加えて本当に男性なのか?ローに近すぎないか?などという感想を抱かれていた。
- 夜ノ森:好奇心が強いが飽きっぽい性格。それにも関わらずローに対して興味を示し続けていることを彼女は不思議に思っていた。
- クリステラ:少なくとも対話はできそう。
- 飽野からは、「見た目以上に計算高く、頭が回る。」という評価。
- 瓢箪山:アスちゃんって俺とどこかで会ったことない?
- ヴェルテクス:ヴェルという愛称で呼んでフレンドリーに接してくるが、ウザいし信用できない。
- 夜ノ森、首途、石切、日枝らと、時々夜中に集まって飲み会をしている。
- 21章終盤では何を思ったか、女性モードでダーザイン食堂のウェイトレスをしているアスを名乗ってオラトリアムラジオにゲストとして出演。作者コメントによると服装も女物で化粧もしていたと明かされている。ダーザイン食堂について存分にアピールすることに成功した。
- 23,24章ではグリゴリからアスピザルが「精霊使い」と表現され、長らく謎であった人間ベースの転生者について体系化された。